網走の宿泊エリア総覧:網走湖畔温泉とJR網走駅前はどう選ぶ?
網走の宿泊は、基本的に網走湖畔の温泉リゾートホテルか、JR網走駅前のビジネスホテルの二択です。両者の方向性はまったく異なり、選び方を間違えると冬の旅程の効率に直接影響します。
網走湖畔は市街地の西側にある温泉エリアで、ホテルの規模が大きく、多くが1泊2食付き。雪景色を眺められる露天風呂に入れます。難点は市街地や砕氷船の乗り場から距離があり、ホテルの送迎に頼る必要があること。うれしいことに、流氷シーズン中は多くの湖畔ホテルがJR網走駅や砕氷船乗り場との間の送迎を用意しているので、出発前に運行時間を確認しておけば安心です。
一方、JR網走駅前は考え方がまったく違います。駅を出てすぐで、数歩歩けば空港バスや市内観光施設めぐりバスの停留所があり、翌朝早い砕氷船に乗る場合も送迎を心配する必要がありません。料金は湖畔の温泉ホテルより明らかに安く、大浴場を備えたビジネスホテルもあるため、温泉に入りたいというニーズも低コストで満たせます。
以下では、網走の宿泊施設11軒を4つのグループに分けてご紹介します。各ホテルの公式サイトでは固定料金が公表されていないことが多く、2月の流氷シーズンは一年で最も料金が高く、予約も取りにくい時期です。実際の料金は、各ホテルの公式サイトや予約サイトの当日の表示でご確認ください。
網走湖畔の温泉ホテルおすすめ:雪景色を眺めながら入浴できる3軒
このグループはすべて網走湖畔温泉エリアにあり、共通点は天然温泉と湖の眺め。宿泊そのものを旅の一部として楽しみたい方に向いています。
北方民族の雰囲気が漂う上質リゾート:北天の丘 あばしり湖鶴雅リゾート
呼人半島の丘の上に建つ上質なリゾート。北方民族の雰囲気と、雪景色を望む露天温泉が売りです。
- 料金:公式には固定の料金帯が公表されていません。網走では中価格帯です。実際の料金は、調べる日の公式サイトや予約サイトの表示でご確認ください
- アクセス:網走湖畔の呼人半島にあり、流氷シーズンはJR網走駅や砕氷船乗り場との間の送迎が通常あります
- 設備のポイント:雪見露天風呂、岩盤浴、北方民族をテーマにした空間、海鮮ビュッフェとフランス料理
- おすすめ:カップル
湖畔の最前列に建つ老舗:ホテル網走湖荘
網走湖畔の老舗温泉旅館で、客室によっては窓を開けると湖が一面に広がります。
- 料金:公式には固定の料金帯が公表されていません。網走ではリーズナブルな価格帯です。実際の料金は、調べる日の公式サイトや予約サイトの表示でご確認ください
- アクセス:網走湖畔温泉エリアにあり、大型駐車場を完備。流氷シーズンは通常、送迎バスがあります
- 設備のポイント:湖が見える客室、屋外の露天風呂、天然温泉とサウナ、地元食材の料理、大型駐車場
- おすすめ:ファミリー
網走湖を見下ろすリーズナブルな温泉:網走観光ホテル(天都の宿)
湖畔の丘の上にあるリーズナブルな温泉ホテル。展望風呂から網走湖全体を見渡せます。
- 料金:公式には固定の料金帯が公表されていません。網走ではリーズナブルな価格帯です。実際の料金は、調べる日の公式サイトや予約サイトの表示でご確認ください
- アクセス:網走湖畔の丘の上にあり、JR網走駅からタクシーで約7分。事前に連絡すれば送迎サービスもあります(1名様から)
- 設備のポイント:温泉展望風呂、網走湖を見下ろす眺め、大浴場、リーズナブルな客室
- おすすめ:ファミリー
予算は抑えたいけれど温泉と湖の眺めは諦めたくない、という方には、網走湖畔でほぼ最もコスパの良い一軒です。
JR網走駅前のビジネスホテルおすすめ:駅を出てすぐの3軒
このグループはすべてJR網走駅の目の前か、徒歩数分の場所にあります。アクセスのよさが唯一にして最大の魅力で、電車や空港バスで出入りする旅行者に向いています。
駅から1分で迷わない:東横INNオホーツク・網走駅前
JR網走駅の真正面で、駅から徒歩1分。入口前が空港バスの停留所です。
- 料金:公式には固定の料金帯が公表されていません。網走ではリーズナブルな価格帯です。実際の料金は、調べる日の公式サイトや予約サイトの表示でご確認ください
- アクセス:JR網走駅の真正面で徒歩約1分。入口前が空港バスと観光バスの停留所です
- 設備のポイント:駅から1分の立地、無料朝食、チェーンホテルならではの標準的な客室、入口前に空港バス停留所
- おすすめ:バックパッカー
駅前で大浴場にも入れる:ホテルルートイン網走駅前
駅前の立地で、人工温泉の大浴場「旅人の湯」を備え、無料朝食も付いています。
- 料金:公式には固定の料金帯が公表されていません。網走ではリーズナブルな価格帯です。実際の料金は、調べる日の公式サイトや予約サイトの表示でご確認ください
- アクセス:JR網走駅の真正面で、徒歩すぐに駅やバス乗り場へ行けます
- 設備のポイント:人工温泉の大浴場「旅人の湯」、無料のバイキング朝食、駅前の立地、チェーンならではの品質
- おすすめ:バックパッカー
小さくて使い勝手のよい駅近の選択肢:ホテル サンアバシリ
JR網走駅から徒歩約2分の中小規模のホテルで、客室数は約35室です。
- 料金:公式には固定の料金帯が公表されていません。網走ではリーズナブルな価格帯です。実際の料金は、調べる日の公式サイトや予約サイトの表示でご確認ください
- アクセス:JR網走駅から徒歩約2分、空港バスの停留所まで徒歩約1分
- 設備のポイント:約35室の中小規模、全客室にバスタブとテレビ付き、無料WiFiと駐車場、館内レストラン
- おすすめ:バックパッカー
駅前の2つのチェーンホテルが満室のとき、立地条件がほぼ同等の予備候補になります。
網走市街地・港周辺のおすすめ宿:砕氷船乗り場に近い3軒
このグループは市街地か港方面にあり、駅前よりも砕氷船乗り場に近いため、流氷ツアーを旅の中心に据えたい方に向いています。
最上階の天然温泉が快適:天然温泉 天都の湯 ドーミーイン網走
最上階に天然温泉の大浴場があり、網走バスターミナルのすぐそばで、動線が最もスムーズです。
- 料金:公式には固定の料金帯が公表されていません。網走ではリーズナブルな価格帯です。実際の料金は、調べる日の公式サイトや予約サイトの表示でご確認ください
- アクセス:網走バスターミナルから徒歩約2分、JR網走駅から徒歩約7〜10分
- 設備のポイント:最上階の天然温泉大浴場「天都の湯」、市街地の立地、バスターミナルに近い、ドーミーインおなじみの夜鳴きそばサービス
- おすすめ:カップル
市街地中心の老舗ホテル:網走セントラルホテル
網走市街地の老舗ホテルで、周辺に飲食店が多く、夜の食事処探しにも困りません。
- 料金:公式には固定の料金帯が公表されていません。網走ではリーズナブルな価格帯です。実際の料金は、調べる日の公式サイトや予約サイトの表示でご確認ください
- アクセス:網走市街地にあり、JR網走駅方面にも砕氷船乗り場方面にも便利です
- 設備のポイント:市街地中心の立地、周辺に飲食店が多い、中規模、安定した価格帯
- おすすめ:バックパッカー
道の駅と商業エリアに近い:ホテル オホーツク・イン
道の駅と商業エリアに近い市街地のホテルで、ファミリー向けの宿泊プランもあります。
- 料金:公式には固定の料金帯が公表されていません。網走ではリーズナブルな価格帯です。実際の料金は、調べる日の公式サイトや予約サイトの表示でご確認ください
- アクセス:網走市街地にあり、道の駅と商業エリアの近く。砕氷船乗り場方面にも便利です
- 設備のポイント:道の駅やコンビニに近い、ファミリー向け宿泊プラン、中規模、生活の利便性が高い
- おすすめ:ファミリー
砕氷船の乗り場は道の駅にあるため、このあたりに泊まれば、旅で最も大切な予定を徒歩圏内に置くことになります。
網走のリーズナブルな民宿・アウトドア宿泊おすすめ:予算重視の2選
最後のグループは、料金が最も安く、スタイルも最も自由な選択肢です。バックパッカーや車で旅する方、夏に訪れるファミリーに向いています。
駅まで歩いて行ける民宿:民宿ランプ
JR網走駅から徒歩約7分の小さな民宿で、料金は最も安い部類です。
- 料金:公式には固定の料金帯が公表されていません。網走ではリーズナブルな価格帯です。実際の料金は、調べる日の公式サイトや予約サイトの表示でご確認ください
- アクセス:JR網走駅から徒歩約7分、車で約2分
- 設備のポイント:地元の方が営む小さな民宿、駅まで歩ける、料金が最も安い、客室数は少なめ
- おすすめ:バックパッカー
天都山の大型キャンプ場:北海道立オホーツク公園 てんとらんど
天都山にある大型のキャンプ場で、キッチン付きのコテージにも宿泊できます。
- 料金:公式には固定の料金帯が公表されていません。網走ではリーズナブルな価格帯です。実際の料金は、調べる日の公式サイトや予約サイトの表示でご確認ください
- アクセス:天都山にあり、オホーツク流氷館や博物館網走監獄の近く。車での訪問をおすすめします
- 設備のポイント:給水・電源付きのオートキャンプサイト、キャンピングカーサイト、無料のテントエリア、キッチン付きコテージ、屋内遊戯室と冒険の森、パークゴルフと野鳥観察路
- おすすめ:ファミリー
夏に子どもを連れて網走へ来るなら、ここはコスパも体験の量も一般的なホテルをはるかに上回ります。冬季の営業状況は事前に施設へご確認ください。
網走の宿の選び方と流氷シーズンの予約の注意点
網走は宿泊施設の数が多くない一方で、繁忙期は2月に極端に集中するため、予約の進め方で旅の成否がほぼ決まります。以下のポイントを確認してから予約してください。
2月は4〜6か月前までに予約:流氷シーズンは客室が極端に不足
毎年2月は網走で流氷を見る最良の時期で、流氷まつりも通常2月上旬に開催されます。この期間は駅前のビジネスホテルも湖畔の温泉ホテルも、客室が極端に逼迫します。4〜6か月前までに予約を済ませることをおすすめします。遅くなるほど料金は高くなり、選択肢も減ります。
どうしても取れない場合の代替案は3つあります。前後1〜2週間ずらす、民宿などの小規模な宿を検討する、または北見や知床斜里など近隣の町に泊まってJRで通うことです。砕氷船の日程が決まったら、まず宿を押さえることが、網走旅行で最も重要なステップです。
湖畔か駅前か?まず車があるかどうかで判断
車がない場合は、駅前や市街地のホテルのほうがほぼ確実に現実的です。東横INNとルートインはJR網走駅の真正面にあり、入口前が空港バスと観光施設めぐりバスの停留所です。ドーミーイン網走は網走バスターミナルのすぐ隣にあり、出発時の動線がさらにスムーズです。
湖畔の温泉ホテルは、景色も入浴体験も確かに上ですし、流氷シーズンは駅や砕氷船乗り場との間の送迎が付くことが多いのですが、送迎は定時運行で通常は予約が必要で、夜に再び市街地へ出るのも難しくなります。湖畔に泊まる場合は、予約の時点で送迎の時刻表もあわせて確認してください。
温泉に入りたい、でも節約もしたい?駅前にも大浴場のある選択肢があります
網走で温泉に入るなら湖畔の温泉ホテルに泊まるしかないと思われがちですが、実はそうではありません。ルートイン網走駅前には人工温泉の大浴場「旅人の湯」があり、ドーミーイン網走には最上階に天然温泉の大浴場があります。どちらも料金は湖畔のリゾートホテルよりずっと安く抑えられます。

冬の網走では、ホテルに戻って大浴場に入れるかどうかが、翌日の体力の回復に大きく影響します。特に、砕氷船のデッキで1時間ほど海風に吹かれたあとはなおさらです。予算は限られているけれど温泉には入りたいという場合は、この2軒を優先的に選ぶほうが、無理に湖畔に泊まるよりお得です。











