京都水族館と梅小路公園:京都駅そばの水と緑のオアシス

3つの視点から、このスポットが京都旅行のプランに合うかどうかを判断しましょう。
日本初の100%人工海水を使った水族館:京都水族館とはどんな場所?
京都水族館は京都市下京区観喜寺町35-1の梅小路公園内にあり、2012年に開館した、日本で初めて100%人工海水を使った内陸型水族館です。現在では国内最大級の内陸型水族館のひとつでもあります。「水と共につながる、いのち」を展示のテーマに掲げ、丹波の山々に降った雨が湧き水となり、小川に集まって日本海へ注ぐ一続きの水の流れを、そこに暮らす生き物たちとともに館内で再現しています。
このテーマのおかげで、京都水族館はサンゴ礁や熱帯魚が主役の一般的な水族館とはまったく違います。最初に目にするのは京都の川や里山で、海にたどり着くのは最後です。館内では約200種、約10,000点の生き物を飼育しており、なかでも「京の川」のオオサンショウウオの展示は日本最大規模です。

どんな人におすすめ? ファミリー、カップル、京都の雨の日の代替プラン
ここは京都でも数少ない、幅広い世代が楽しめる全天候型のスポットです。お子さま連れなら給餌解説やイルカのプログラム、ワークショップがあり、カップルならクラゲの全周水槽のような雰囲気抜群の撮影スポットがあります。寺社めぐりに飽きたリピーターにも、気分転換にぴったりです。
公式FAQによる所要時間の目安は約1時間30分〜2時間で、ほどよい規模なので足が棒になることもありません。館内の展示のほとんどは屋内か軒下にあり、傘が必要なのは屋外の「京の里山」と屋根のない一部の通路だけです。雨の日でも最後まで楽しめるので、京都でとても頼りになる雨天プランです。
ご注意いただきたいのは、館内にはキックボード、ストライダー、三輪車、大型スーツケースの持ち込みができず、ペットも同伴できないことです。荷物を持って京都駅から来る方は、先に預けておきましょう。
梅小路エリアの1日プラン:水族館・公園・鉄道博物館のまわり方
京都水族館は13.7ヘクタールの梅小路公園にすっぽり包まれており、公園の反対側には京都鉄道博物館があります。3つとも徒歩数分の距離で、京都市内で最も「1か所で遊びつくせる」組み合わせです。
いちばんスムーズなのは、10:00の開館と同時に水族館に入って午後の混雑を避け、午後は鉄道博物館へ、夕方は公園の芝生広場や朱雀の庭を散策して締めくくる流れです。
2つの施設を組み合わせるときは、重要な違いを覚えておいてください。京都水族館は年中無休ですが、鉄道博物館は毎週水曜日が定休日、朱雀の庭は毎週月曜日が休園日です。3か所すべてを楽しみたいなら、月曜日と水曜日を避けるのが最も確実です。

京都水族館へのアクセスは? 交通手段と所要時間をまとめて紹介
京都駅からなら、3つの方法のどれでも15分以内です。
京都水族館と梅小路公園へのアクセスは? 京都駅からの3つのルート
水族館の所在地は京都市下京区観喜寺町35-1で、京都駅の西側にある梅小路公園の中です。館に駐車場はありませんので、必ず公共交通機関をご利用ください。
- JR嵯峨野線(山陰本線)——いちばんのおすすめ:JR京都駅から「梅小路京都西駅」まで1駅、乗車時間は約2分、運賃は150円です。駅を出て公園を通り抜け、徒歩約7分で到着します。
- 京都市営バス205・208・86系統:京都駅前のB3乗り場から乗車し、「七条大宮・京都水族館前」で下車します。均一区間の運賃は230円です。
- 京阪京都交通バス:京都駅のC2乗り場から出る2、14、15、26、26B、28A系統も、同じ「七条大宮・京都水族館前」に停まります。
- 徒歩:京都駅の中央口から案内表示に沿って西へ約15分です。ご年配の方やベビーカーをお使いの方はJRの利用をおすすめします。
関西国際空港からはJR特急「はるか」で京都駅まで約75分、大阪(伊丹)空港からはリムジンバスで約55分です。
京都水族館と梅小路公園の必見ポイントは? 各エリアのハイライト完全ガイド
公式の見学順路に沿って、最も立ち止まりたい15のポイントを紹介します。
京の川:日本最大規模のオオサンショウウオ展示
入場して最初のエリアが、館内で最もインパクトのある「京の川」で、京都の鴨川などの上流の生態環境を再現しています。主役は国の特別天然記念物であるオオサンショウウオで、体長1メートルに達することもある生きた化石が数十匹、水槽の底やガラスのそばに折り重なるように寝そべっています。初めて見る人でほとんど声を上げない人はいないほどの光景です。
ここは日本最大規模のオオサンショウウオの展示で、京都水族館を代表する看板でもあります。動きはとてもゆっくりで、ほとんどの時間じっとしているので、ざらざらした皮膚や平たい頭の形をじっくり観察できます。飼育員が近くで保全の現状を解説していることもよくあります。
見終わってもすぐに立ち去らないでください。出口のお土産店にあるオオサンショウウオのぬいぐるみは館内人気No.1のお土産で、手のひらサイズのキーホルダーから人と同じ大きさのクッションまでそろっています。先にここで本物を見ておけば、戻ってぬいぐるみを選ぶときにより愛着がわきます。
オットセイ:コの字型水槽での360度の間近な観察
1階のオットセイのエリアは、とても珍しい「コの字型」のオープン水槽の設計になっています。来館者は水槽に囲まれたくぼみに立って、左右と正面の3方向から同時に観察でき、まるで一緒に水の中にいるような気分になります。
オットセイの泳ぎは俊敏で力強く、ガラスすれすれで高速ターンをして急停止する姿がよく見られます。岩の上に上がって日向ぼっこをしたり、押し合ってけんかをしたりする愉快な日常もよく目にします。館では毎日決まった時間に「オットセイのごはんの時間」として給餌解説を行い、飼育員が餌をあげながら個体ごとの違いや行動の特徴を紹介します。
このエリアのベンチは、館内で飲食が認められている数少ない場所のひとつです。お弁当を持参したり、カフェで軽食を買ったりして、ここで食べながらオットセイを眺められる、とても心地よい休憩スポットです。
アザラシ:足元の円柱水槽からひょっこり現れるとぼけた顔
アザラシのエリアで最も有名なのが、あの透明な円柱型の水槽です。ぷくぷくしたゴマフアザラシが下のプールから突然まっすぐ円柱の中へ泳いで入ってきて、顔をガラスに押しつけて来館者と見つめ合い、またゆっくり戻っていきます。癒やされ度は最高で、館内で最もバズりやすい写真が撮れる場所でもあります。
円柱に現れるタイミングはまったくランダムなので、撮影には少し根気が必要です。まずは隣の観察窓で水面でのアザラシの表情を眺め、円柱の底にアザラシが近づいてからカメラを構えるのがおすすめです。
エリアのすぐ隣には「かいじゅうカフェ」があり、看板メニューは見た目はユニークながら人気のオオサンショウウオ型パンとチンアナゴ型パンです。かいじゅうエリアを見終えたら、ここに座って休憩するのにちょうどよい場所です。このエリアのベンチも飲食できます。
ペンギンの洞窟とペンギンエリア:水中の飛行と陸上のよちよち歩きを一度に
京都水族館のペンギンは、2つの角度から紹介されています。1階の「ペンギンの洞窟」では水中を横から観察でき、鳥のように羽ばたいて水中を飛ぶ姿が見られます。2階のペンギンエリアは陸上からの視点で、アフリカ大陸南部に生息するケープペンギンを展示しており、波の力を利用してひょいと陸に上がる野生的な動きが見られます。
壁には、飼育員が手描きした、複雑な関係をまとめた「ペンギン相関図」も掲示されています。ペンギン一羽一羽のパートナー、ライバル、愛憎模様が1枚の図に描かれ、頻繁に更新される、思いがけず人気となった隠れた見どころです。
毎日2回「ペンギンのごはんの時間」の給餌解説があり、飼育員が名前を呼びながら餌をあげるので、誰が誰なのかがわかります。しっかり見たい方は、5分早めに柵のそばの場所を確保するのがおすすめです。

京の海大水槽:500トンの人工海水でつくる日本海の縮図
「京の海」は館内の中心となる大水槽で、500トンの人工海水でつくられ、1階と2階にまたがる吹き抜け2層の空間に、京都府が面する日本海の生態を丸ごと再現しています。館ではマダイ、コブダイ、サメ、エイなど約50種の生き物を展示しており、大きなエイが頭上をゆっくり滑るように通り過ぎる光景は特に迫力があります。側面には「海の洞窟」「サメの洞窟」などの観察窓もあり、別の角度からじっくり見られます。
1階の正面が最も見やすい位置で、水槽の前の階段に座って十数分ぼんやり過ごすのはとても癒やされます。2階からは水槽全体を見下ろせ、魚の群れの立体的な構造がわかります。2つの高さでまったく違う景色が見られるので、どちらにも立ち寄ることをおすすめします。
毎日決まった時間に「大水槽のごはんの時間」があり、ダイバーの飼育員が水中で給餌しながらマイクで解説します。館内で最も迫力のあるプログラムのひとつです。時間はその日のスケジュールによって異なるので、入館時に入口でプログラム表を写真に撮っておくのが最も確実です。
クラゲワンダー:5,000匹のクラゲに囲まれる360度の全周水槽
2階の「クラゲワンダー」は京都水族館で最も夢のようなエリアで、約30種、多いときには5,000匹ものクラゲを展示し、生態に合わせてさまざまな水槽に仕立てています。最大の見どころは360度の全周水槽「GURURI」で、円形の通路の中央に入ると、四方八方に漂うクラゲと揺らめく青い光と影に包まれ、まるで海に沈んだような気分になります。
ここは館内でほぼいちばん人気の撮影スポットですが、光が暗めでクラゲも動き続けるため、スマートフォンやカメラのシャッタースピードを速めにして、フラッシュを切ることをおすすめします(フラッシュは生き物を驚かせてしまいます)。混雑のピークは午後なので、人のいない写真を撮りたい方は開館と同時に上の階へ向かいましょう。
そばにはオープンスペースの「京都クラゲ研究部」もあり、ガラス越しに、飼育員がクラゲの繁殖と育成の作業を実際に行う様子を見られます。普段はバックヤードに隠れた仕事を来館者の目の前に見せる、めったにない展示手法です。

ミテッテ:サンゴ礁の展示とワークショップが一体になった学びの拠点
「ミテッテ」は2階にある、中国語の旅行情報では見落とされがちですが、実際にはとても楽しいエリアです。ここではカラフルなサンゴ礁の生き物を展示するほか、ワークショップスペースや情報展示ケースも備えており、館は「学びと癒やしの情報発信基地」と位置づけています。
ワークショップは毎日スケジュールが組まれており、クラゲをテーマにした工作から季節限定の生き物観察講座まで内容はさまざまです。多くは当日受付か事前抽選で、お子さま連れのご家族はぜひ予定に組み込む価値があります。館はここで最新の調査研究や保全の成果も発信しています。
このエリアにも「ごはんの時間」の給餌解説の回があります。展示ケースの内容は更新頻度が高く、2回目、3回目のリピーターでも、来るたびに違うテーマに出会えます。

イルカスタジアム:京都の山々を背景にした「イルカのがっこう」
2階のイルカスタジアムは半屋外の設計で、ステージの背景は京都の自然の山並みと市街のスカイラインです。この景色だけでも、一般的な屋内のイルカプールとはまったく違います。現在の公式のプログラム名は「イルカのがっこう」で、古い記事では「イルカショー」や「イルカパフォーマンス」と書かれていることも多いため、現地でプログラム表を探すときは新しい名称で探してください。
プログラムは人とイルカのふれあいとコミュニケーションを重視しており、イルカが水面高く跳び上がる瞬間を間近で見られます。1日に通常複数回あり、15〜20分前に着席して席を確保するのがおすすめです。前列では水しぶきがかかることもあります。
客席には屋根があり、雨の日も通常どおり行われますが、強風のときは雨が横から吹き込むので、薄手の上着を持っていくと安心です。このエリアのベンチも飲食できるので、持参のお弁当を食べられる館内の数少ない場所のひとつです。

京都水族館のイルカショーの時間:「イルカのがっこう」の回の調べ方
公式サイトのトップページでは、その日の「イルカのがっこう」の回が公開されます。よくある時間帯は11:30、13:30、15:30で、週末や特定の日にはほかの時間帯もあり、実際の回はその日の告知に従ってください。イルカスタジアムは2階にあるので、入館後はまず入口でプログラム表を確認し、15〜20分前に着席すれば見やすい席を選べます。
山紫水明:水の都・京都の淡水生物と絶滅危惧種
「山紫水明」は2階にあるもうひとつの、見落とされがちですが京都水族館の理念をよく表しているエリアです。ここでは水の都・京都に生息する淡水生物を専門に展示しており、絶滅の危機にある希少な種も数多く含まれ、「京都の水」という主線を上流の京の川からここまでひとつにまとめています。
展示のペースは静かで、水槽の照明もやわらかく、イルカスタジアムのにぎやかな雰囲気から気持ちを切り替えるのにちょうどよい場所です。解説パネルをじっくり読むのが好きな方は、このエリアで少し長めに過ごすのがおすすめで、館がなぜこれほど多くの紙面を河川の生態の説明に割くのかが理解できます。
このエリアの隣には「ハーベストカフェ」があり、広い芝生の見える窓辺で、京都名産の九条ねぎバーガー、豆乳ソフトクリーム、ペンギン餅アイスを販売しています。エリアのベンチも飲食できます。
京の里山:唯一傘が必要な屋外エリアで、京都の里山の風景を再現
「京の里山」は、1階に戻ったところにある屋外エリアで、水路、田んぼ、草木で京都近郊の里山の風景を再現しています。ここには巨大な水槽はなく、代わりにしゃがんで観察できる小さな生態系があります。水路の魚やエビ、田んぼのそばの昆虫、季節で移り変わる植栽です。
ここは館内で唯一、雨の日に傘が必要なエリアでもあり、館は公式FAQにその旨を特に記載しています。雨で傘をさすのが面倒なら、実はこのエリアを飛ばしても全体の見学体験には影響しません。展示のほとんどは屋内か軒下にあるからです。
ただし、晴れの日にはぜひ一度歩いてみることを強くおすすめします。室内の大水槽の深い青から出て、突然緑の景色とセミの声につながるその落差が、館の展示テーマ「水と共につながる、いのち」とちょうど響き合います。

館内の3つのカフェとミュージアムショップ:オオサンショウウオのぬいぐるみと西陣織の御朱印帳
館内の3つのテーマカフェでは、スター生物を料理にしています。アザラシエリアの隣の「かいじゅうカフェ」はオオサンショウウオ型パンとチンアナゴ型パンが看板、「ハーベストカフェ」には京都名産の九条ねぎバーガー、豆乳ソフトクリーム、ペンギン餅アイスがあり、イルカスタジアムの入口横の「スタジアムカフェ」ではイルカのクッキーを添えた青い海のソーダが最も人気です。
館の規則にご注意ください。購入した食事を食べられるのは、オットセイ、アザラシ、山紫水明、イルカスタジアムの4エリアのベンチだけで、それ以外の場所はすべて飲食禁止です。持参のお弁当やお菓子にも同じルールが適用され、ゴミはお持ち帰りください。
出口のミュージアムショップは財布の危険地帯です。人気No.1はオオサンショウウオのぬいぐるみで、キーホルダーから特大のクッションまであります。さらに、京都の老舗・西陣織とコラボした、クラゲやオオサンショウウオの織り柄の御朱印帳や、オオサンショウウオやペンギンの形をした和菓子の練り切りもあり、食べるのがもったいないほど繊細です。
梅小路公園の芝生広場とすざくゆめ広場:13.7ヘクタールの都会のオアシス
梅小路公園は敷地が13.7ヘクタールもあり、京都市下京区観喜寺町56-3に位置する、京都市内では貴重な広い緑地です。中央の芝生広場と並木道はレジャーシートを敷くのにぴったりで、春は早咲きの桜、2〜3月は梅、秋は木陰が紅葉する様子も楽しめます。
お子さま連れのご家族は、必ず「すざくゆめ広場」の時間を残しておいてください。ここには大型のアスレチック遊具と超ロングのローラー滑り台があり、完全に無料で、子どものエネルギーを使い切らせるのに最適な場所です。そばにはカフェとチンチン電車の乗り場もあります。
公園のルールにご注意ください。火気の使用は全面禁止(バーベキュー、たき火、花火はできません)、凧揚げは禁止(西側はJRの線路に隣接しており非常に危険です)、テントの設営は禁止(簡易な日よけテントは除く)で、芝生広場と植樹帯への自転車の乗り入れや犬の同伴はできません。園内には駐輪場が4か所あり、自転車は3時間、バイクは1時間以内なら無料です。
朱雀の庭といのちの森:200円で歩ける市内の紅葉の穴場
朱雀の庭は平安建都1200年を記念してつくられた池泉回遊式庭園で、面積は約9,000平方メートル、入園料は200円(小学生以上)のみ。同じ券で隣接する「いのちの森」にもそのまま入れるので、コスパは非常に高いです。開園時間は9:00〜17:00、最終入園は16:30で、毎週月曜日は休園(祝日の場合は翌日)、年末年始の12月28日〜1月4日も休園です。
庭園で最も有名なデザインは中央の池「水鏡」です。インド産の黒御影石の上にわずか1センチの深さで水を張り、池全体を1枚の鏡にしています。昼は周囲の景色を映し、夜は月明かりとライトアップされた木々の影を映します。ほかにも、滝の上から蛇行して流れ落ちる「野筋」の草の斜面を流れる水、そして落差約6メートルの京都市内最大の人工の滝があります。
園内にはたくさんのカエデが植えられており、京都市内で知られる紅葉と夜の紅葉の穴場です。「いのちの森」は、もともと草木の生えなかった貨物駅跡地を生き物のすみかとして復元した成果で、人の手を意図的に減らし、四季を通じてたくさんの昆虫や鳥を観察できます。入口は「緑の館」の2階にあり、エレベーターがあります。

市電ひろばとチンチン電車:本当に走るレトロな路面電車
市電ひろばには、大正から昭和にかけて製造された京都市電の車両4両とホームが保存・展示されており、かつて市電が京都の街を走っていた懐かしい風景を再現しています。そのうち2両は「市電カフェ」と「市電ショップ」に改装され、車内は昭和期のレトロな木造りの内装のままです。市電カフェは公園の中に開いた食堂車のカフェのようなもので、看板スイーツの「つりわパン」は電車のつり革をそっくり再現した形で、楽しく写真映えもします。
さらに楽しいのは、今も走っている「チンチン電車」です。リチウム電池を動力とし、「すざくゆめ広場」と市電ひろばの間を走り、片道は約210メートルです。運行日は土曜日、日曜日、祝日で、時間は10:00〜16:00、すざくゆめ広場発の便は毎時0分と20分おきです(12:40の次は13:40に飛び、その間に休憩があります)。
運賃は1日乗車券が310円、片道乗車券が150円で、小学生未満は無料です。すざくゆめ広場の券売機か、車掌から直接購入できます。特にご注意いただきたいのは、ここは現金のみで、クレジットカードやICカードは使えないことです。小銭を先に用意しておきましょう。

西本願寺:徒歩で行ける世界文化遺産の本山
梅小路エリアを出て東へ約10〜15分歩くと、世界文化遺産に登録されている西本願寺があります。正式名称は龍谷山本願寺で、浄土真宗本願寺派の本山であり、阿弥陀如来を本尊としています。境内の御影堂と阿弥陀堂はどちらも国宝級の建築で、規模は壮大ながら拝観料はかかりません。
寺内の唐門は精緻な彫刻で知られ、見入っていると時間を忘れることから「日暮門」とも呼ばれていると伝えられています。
ご注意いただきたいのは、浄土真宗本願寺派では御朱印を授与せず、お守りも販売していないことです。ただし2022年4月から、境内の龍虎殿と東側のお茶所で「参拝記念のしるし」が無料で配布されており、図柄は季節ごとに変わるので、ご自身のノートに押して記念にできます。開門時間は季節によって調整されるので、出発前に西本願寺の公式サイトでご確認ください。

京都水族館の入場料はいくら? 料金、購入方法、周辺のチケット
水族館のほかにも、梅小路エリアにはお得で便利なチケットがいくつかあります。
入場券:大人2,600円、現地に窓口はありません
公式サイトの現行の入場料金は、大人(大学生以上)2,600円、高校生2,000円、中・小学生1,400円、幼児(3歳以上)900円で、3歳未満は無料です。高校生は窓口または入場口で学生証をご提示ください。障害者手帳をお持ちの方と同伴者1名は、一般料金の半額です。
最も重要な実務上の注意点は、公式サイトに「窓口での販売はございません」と明記されており、現地には有人のチケット窓口がなく、当日は入口の自動券売機しか使えないことです。ウェブチケット、セブン-イレブンの前売券、セットチケットの買い方は次の項にまとめています。ネットでは今でも「大人2,400円」という旧料金の情報が見つかりますが、必ず公式サイトの現行の告知に従ってください。
入場、チケット購入、年間パスポートの手続きの受付は、すべて閉館の1時間前までです。閉館間際に着くと入れません。繁忙期や連休には、必ず事前に電子チケットを購入し、現地でコードを読み取ってそのまま入場するのが最も時間の節約になります。
京都水族館のチケット情報:ウェブチケット、券売機、セブン-イレブン、セットチケットの買い方
京都水族館のチケットの買い方は4種類あります。最もおすすめなのは公式サイトのウェブチケットで、来館日の30日前から販売されます。通常の日は日付の指定だけですが、お盆、ゴールデンウィーク、日本の秋の連休(シルバーウィーク)の特定の日は、日付に加えて時間帯の指定が必要です。入場時にメールで届いたQRコードを提示するだけで、ウェブチケットはクレジットカードとコード決済のみ利用できます。
当日に買う場合は、館の入口に自動券売機があり、現金、クレジットカード、交通系ICカード、コード決済、電子マネーが使え、閉館の1時間前まで販売しています。ただし、ウェブチケットが売り切れの日や時間帯は、券売機でも販売されません。また、セブン-イレブンでも日付指定の前売券が買え、前売券での入場には時間帯の指定は不要です。
公式サイトにはセットチケットが3種類もあります。京都鉄道博物館+水族館、京都タワー(ニデック京都タワー)+水族館、そして京阪京都交通の「入場券+バス往復運賃」セットで、入場はいずれも時間帯の指定が不要で、期間内に使えばよいものです。当日、館の外に食事に出たり公園を散歩したりする場合も、入口でチケットを提示すれば再入場できます。
年間パスポート:2回行けば元が取れる地元の人の選択
京都水族館の年間パスポートの料金は、大人5,800円、高校生4,400円、中・小学生3,100円、幼児(3歳以上)2,000円で、計算すると1年に2回入場すればほぼ元が取れるため、関西の地元の人によく選ばれています。
入手方法は2種類あります。カード式は窓口で支払ったあと、そばにある登録用パソコンでデータ登録と写真撮影を行います。デジタル版はWebketでオンライン購入でき、来館時にスマートフォンでQRコード付きの画面を提示するだけです。デジタル版の有効期間は、購入日からではなく初回入場日から1年です。
パスポートは本人のみ使用可能で、払い戻し、名義変更、譲渡、貸し借りはできず、持参し忘れた場合は一般の入場券を改めて購入する必要があります。障害者手帳をお持ちの本人は、年間パスポートが半額になる優遇もあります。
朱雀の庭の入園券:200円で歩ける平成の日本庭園
朱雀の庭の入園料は200円(小学生以上)で、同じ券で隣接する「いのちの森」にもそのまま入れます。京都市内で最も手頃な価格の日本庭園のひとつです。入口は梅小路公園の西側にある「緑の館」の2階で、エレベーターがあります。
開園時間は9:00〜17:00、最終入園は16:30で、休園日は毎週月曜日(祝日の場合は翌日)と年末年始の12月28日〜1月4日です。この休みの日は年中無休の水族館とは違うので、同じ日に回る予定を組むときは必ずご注意ください。
庭園の面積は約9,000平方メートルで、ゆっくり1周するとおよそ30〜40分です。秋の紅葉の時期にはよく夜間ライトアップが行われ、「水鏡」の池にライトアップされた紅葉が映り、京都市内では珍しい、人混みを気にしなくてよい紅葉体験ができます。
チンチン電車の乗車券:150円でレトロな市電を体験、現金のみ
梅小路公園のチンチン電車は「すざくゆめ広場」と「市電ひろば」の間を走り、片道は約210メートルで、車両はリチウム電池を動力に改造したレトロな車両です。乗車券は1日券310円と片道券150円の2種類で、小学生未満は無料です。
運行日は土曜日、日曜日、祝日のみで、時間は10:00〜16:00です。すざくゆめ広場発の時刻は毎時0分と20分おきで、始発は10:00、最終は16:00で、12:40の次は13:40に飛びます。市電ひろば発の時刻は、上記の時刻のおよそ5分後です。
購入場所はすざくゆめ広場の券売機か、車掌から直接購入します。特にご注意ください。ここではクレジットカードやICカードは使えず、現金のみです。出発前に小銭を用意しておきましょう。2026年3月中旬には事情により運休していましたが、同年4月29日に運行を再開しています。
館内のカフェと持参のお弁当:食事ができるのは指定の4エリアのみ
館内の3つのテーマカフェにはそれぞれ看板メニューがあります。かいじゅうカフェのオオサンショウウオ型パンとチンアナゴ型パン、ハーベストカフェの九条ねぎバーガーとペンギン餅アイス、スタジアムカフェの青い海のソーダとイルカのクッキーで、いずれも軽食とスイーツ中心なので、食事というより途中の栄養補給に向いています。
館は持参のお弁当やお菓子の持ち込みを認めていますが、飲食の場所は「オットセイ」「アザラシ」「山紫水明」「イルカスタジアム」の4エリアのベンチに厳しく限られ、それ以外の場所はすべて飲食禁止で、ゴミもお持ち帰りください。
予算を抑えたいご家族は、京都駅でお弁当を買ってから来て、オットセイエリアやイルカスタジアムのベンチに座り、生き物を眺めながらピクニックができます。天気がよければ、梅小路公園の芝生広場は完全に無料のピクニックの名所です。
京都1日ツアーと周遊パス:梅小路エリアを1日の行程に組み込む
水族館は京都駅から1駅の距離なので、最もよくある組み合わせは、JR嵯峨野線を含む関西エリアの鉄道周遊パスを1枚用意し、午前は梅小路エリアで遊び、午後は嵯峨野線沿いに二条城や嵐山まで足を延ばして、1枚のパスで丸1日回る方法です。
ご年配の方や幼いお子さまが同行していて、市内で何度も乗り換えたくない場合は、入場券付きの京都1日ツアーも検討できます。通常は水族館と鉄道博物館などの近隣スポットをセットにしており、時刻表を調べたり現地で並んだりする時間を省けます。
購入前に、各施設の休みの違いを必ず確認してください。京都水族館は年中無休(施設点検時のみ臨時休館)、京都鉄道博物館は毎週水曜日が休館、朱雀の庭は毎週月曜日が休園です。月曜日と水曜日を避ければ、1日で3か所を最もスムーズに回れます。
京都水族館の近くのおすすめの宿泊先は? ついでに回れる宿泊のアドバイス
京都駅と梅小路周辺に泊まる:歩いて部屋に戻れる最高の拠点
京都水族館と梅小路公園は京都駅からJRで1駅、徒歩でもわずか15分の距離なので、最も理にかなった拠点は京都駅周辺です。このエリアにはビジネスホテル、国際チェーンホテル、ゲストハウスが数多く集まり、価格帯も手頃なものから高級までそろっています。さらにJR、新幹線、近鉄、地下鉄、空港バスの総合ターミナルなので、翌日に嵐山や宇治へ行くにも、そのまま大阪へ向かうにも便利です。
梅小路エリアを丸2日かけて楽しむ場合や、同行の幼いお子さまが途中で部屋に戻って昼寝をする必要がある場合は、七条大宮や西本願寺周辺の宿泊も検討できます。歩いて公園に入れるので、朝、開館前にお子さまにすざくゆめ広場でたっぷり遊ばせてから入館できます。宿泊費を抑えたいなら、西大路や丹波口方面で探すのもよく、JRで京都駅に戻るのも数分です。
京都水族館と梅小路公園のよくある質問
Q:京都水族館の入場料はいくらですか?
公式サイトの現行料金は、大人(大学生以上)2,600円、高校生2,000円、中・小学生1,400円、3歳以上の幼児900円です。現地に有人の窓口はなく、入口の自動券売機を使うか、事前に公式サイトのウェブチケットやセブン-イレブンの前売券を購入できます。
Q:京都水族館に休館日はありますか?
京都水族館は年中無休で、決まった休館日はなく、施設点検などの特別な場合にのみ臨時休館します。一方、隣の京都鉄道博物館は毎週水曜日が休館、朱雀の庭は毎週月曜日が休園なので、予定を組むときは別々に確認してください。
Q:京都水族館の営業時間は何時までですか?
通常の営業時間は10:00〜18:00で、入場とチケット購入の受付は閉館の1時間前までです。夏季には営業時間を延長する期間もあり、実際の時間は公式サイトの毎日の営業カレンダーでご確認ください。
Q:京都駅から京都水族館へはどう行きますか?
JR嵯峨野線で1駅の「梅小路京都西駅」まで行き、駅を出て公園を通り抜けて徒歩約7分です。または京都駅のB3乗り場から205、208系統のバスに乗り、「七条大宮・京都水族館前」で降ります。京都駅の中央口から徒歩でも約15分です。
Q:京都水族館はどのくらいの時間で回れますか?
公式FAQによる所要時間の目安は約1時間30分〜2時間です。イルカのプログラムを見て、複数回の給餌解説を見て、カフェで休憩するなら、2.5時間を見ておくのがおすすめです。梅小路公園と朱雀の庭を加えると半日が必要です。
Q:京都水族館にお弁当を持って入れますか?
飲食物の持ち込みはできますが、食べられるのはオットセイ、アザラシ、山紫水明、イルカスタジアムの4エリアのベンチのみで、それ以外の場所はすべて飲食禁止です。ゴミはお持ち帰りください。キックボード、三輪車、大型スーツケースは持ち込みできません。
Q:雨の日に京都水族館に行くのはおすすめですか?
とてもおすすめで、京都でとても頼りになる雨天プランです。展示のほとんどは屋内か軒下にあり、傘が必要なのは屋外の「京の里山」と屋根のない一部の通路だけです。イルカスタジアムの客席には屋根がありますが、強風のときは雨が斜めに吹き込みます。
Q:朱雀の庭の入園料はいくらですか?
入園料は200円(小学生以上)で、同じ券で「いのちの森」にも一緒に入れます。開園は9:00〜17:00、最終入園は16:30で、毎週月曜日は休園(祝日の場合は翌日)、年末年始の12月28日〜1月4日も休園です。


