那須高原 紅葉ガイド2026:関東の高原で楽しむ紅葉リゾート完全ガイド

Nature of Nasu: Loved by the Imperial Family – One Night/Two Days
Nature of Nasu: Loved by the Imperial Family – One Night/Two Days

那須高原 紅葉ガイドの概要

那須高原は、東京の北にある栃木県でもっとも人気の高原リゾートです。新幹線で東京から那須塩原までわずか70〜80分で、皇室の避暑地である那須御用邸もあり、夏は涼しく秋は紅葉が美しいことから、皇室や家族連れに親しまれています。高原ならではのゆったりとしたペースが魅力です。

紅葉は標高に応じて段階的に見頃を迎えます。9月下旬から10月上旬は山頂の茶臼岳が先に色づき、10月下旬から11月上旬は那須塩原エリアのもみじ谷大吊橋に移ります。高山から渓谷へと広がる紅葉のグラデーションを楽しめます。

温泉や家族向けの牧場とあわせて、1泊2日の行程で、那須高原のリゾートらしいペースをゆったり体験するのがおすすめです。

那須高原 紅葉ガイドの概要
那須高原 紅葉ガイドの概要

降りてもまだ山の下:那須の交通で大切なポイント

那須の行程を考えるとき、いちばん誤解しやすいのが、新幹線で那須塩原駅に着けば高原の観光地に着くと思ってしまうことです。実際には駅を降りてもまだ山の下にあり、さらにバスに乗り換えるかレンタカーで山を上る必要があります。往路は東北新幹線の「なすの」で、東京から那須塩原までは約70〜80分です。全行程でJRをよく使うなら、JRパスがお得かどうか検討できますが、山を上る関東バスはパスの対象外で、別途料金がかかります。高原の温泉旅館やリゾートホテルに直接泊まるのがおすすめです。夕方に観光客が引けた後は静かに温泉に入れ、翌朝すぐに観光地へ向かえるので、毎日山を上り下りする必要がありません。

那須高原へのアクセスガイド:東京出発の行き方を徹底解説

関東バス那須線:車を使わない場合の唯一の選択肢

那須塩原駅西口から関東バスの那須線に乗り、那須湯本まで片道1,170円、ロープウェイ乗り場までは約70〜85分(片道1,640円)です。車を使わない旅行者が高原へ上る主な交通手段です。

本数はそれほど多くなく、オフピークの時間帯は1〜2時間に1本のことも多いため、出発前に必ず最新のバス時刻表を確認し、長く待たされないようにしてください。

このバスはJRパスの対象外で、別途運賃が必要です。予算を考える際に加えておく必要があります。

沿線には那須どうぶつ王国や牧場などの停留所があり、家族向けのスポットと組み合わせて降りる場所を柔軟に選べます。

レンタカー:複数のスポットを回るならいちばんのおすすめ

複数の牧場、美術館、ロープウェイを回りたいなら、車のほうが便利です。那須ICを降りて那須街道を湯本方面へ向かい、各スポットには無料または低料金の駐車場が多くあります(南ヶ丘牧場、那須どうぶつ王国など)。ファミリーで1台の車で出かけるなら、バスを待つよりはるかに柔軟です。車なら、標高差の大きい「もみじ谷大吊橋」と「茶臼岳」などの行程も、運行本数の制限を受けずに柔軟に組めます。とくに紅葉シーズンの週末で交通量が多いときに強みを発揮します。「塩那スカイライン」や「日塩もみじライン」など有名な紅葉ドライブルートにも立ち寄れ、高原のドライブ旅に広げられます。

もみじ谷大吊橋へのアクセス:JRバスの乗り継ぎ

もみじ谷大吊橋へは、那須塩原駅から塩原温泉方面行きのJRバスに乗り、「もみじ谷大吊橋」バス停または「回顧橋」バス停で降りれば、徒歩約3分で到着します。もっとも直接的な公共交通機関の方法です。吊橋と茶臼岳はそれぞれ那須町と那須塩原市にあり、車でもある程度の距離があるため、同じ日に両方を回る場合は、車でつなぐのがいちばんスムーズです。バスの場合は乗り換えと待ち時間を多めに見ておく必要があります。時間に余裕があれば、塩原温泉エリアの往復の途中で、駒止の滝や弁天吊橋などの近隣スポットにも立ち寄って、紅葉の行程をより充実させられます。

もみじ谷大吊橋へのアクセス:JRバスの乗り継ぎ
もみじ谷大吊橋へのアクセス:JRバスの乗り継ぎ

渋滞と混雑を避けるコツ

紅葉シーズン(とくに10月の週末)は、那須ロープウェイ山麓駅へ通じる「那須ボルケーノハイウェイ」がたいへん渋滞しやすくなります。午前6:00より前に那須湯本温泉街を通過して山を上り始めるか、月曜〜金曜に訪れることを強くおすすめします。渋滞による時間の大幅なロスを避けられます。

紅葉シーズンの週末は、駐車場が早朝4:30〜5:00までに満車になることがよくあります。時間に余裕があれば、高原の温泉旅館に泊まることも検討してください。夕方に観光客が引けた後に静かに温泉に入れ、翌朝すぐに観光地へ向かえるので、毎日山を上り下りする必要がありません。

那須高原の紅葉スポット完全ガイド

茶臼岳と那須ロープウェイ:活火山の紅葉絶景

茶臼岳は那須連峰の主峰で、標高約1,915mの活火山です。山頂ではいまも硫黄の噴気が出ています。那須ロープウェイで九合目の山頂駅まで直通です。運行期間は3月中旬から12月上旬ごろ、8:30〜16:30、約20分に1本で、往復2,000円です。

さらに火山礫の道を約40〜60分歩くと頂上に着き、道中から関東平野を一望できます。活火山の活動レベルが上がったときや、強風・濃霧のときは、ロープウェイや登山道が閉鎖されることがあります。出発前に公式サイトと気象庁の警戒レベルをご確認ください。

茶臼岳と那須ロープウェイ:活火山の紅葉絶景
茶臼岳と那須ロープウェイ:活火山の紅葉絶景

もみじ谷大吊橋:全長320mの紅葉を楽しめる吊橋

「恋人の聖地」の展望台があり、吊橋の全景を眺められます。

もみじ谷大吊橋は全長320mで、渓谷にかかり、紅葉の絶景を眺められます。住所は栃木県那須塩原市関谷1425番地60、電話は0287-34-1037、営業時間は08:30〜18:00(11/1〜3/31は08:30〜16:00)です。

2026年10月1日から料金が改定され、大人は300円から400円に、子ども・高齢者は300円になります。

もみじ谷大吊橋:全長320mの紅葉を楽しめる吊橋
もみじ谷大吊橋:全長320mの紅葉を楽しめる吊橋

殺生石と那須湯本:九尾の狐伝説の地

殺生石には、九尾の狐(玉藻前)の怨念が封じられていると伝えられ、人や動物が近づくと命を落とすことから「殺生」と呼ばれます。2022年3月に石が割れ、「封印が解けた」と話題になりましたが、割れる前から石の表面にひび割れがあり、自然な劣化によるものです。現在は割れたままの状態で保存され、注連縄が張られています。周辺の木道は無料で開放されています。

殺生石がある那須湯本温泉は那須温泉の源で、地面から硫黄の地熱が噴き出し、草木も生えません。灰白色の地表と、びっしり並ぶ「賽の河原」の地蔵群が厳かな雰囲気を醸し出しています。木道は一周30分足らずで歩け、湧出口には近づかないようにしてください。鹿の湯とあわせて巡るのがおすすめです。

殺生石と那須湯本:九尾の狐伝説の地
殺生石と那須湯本:九尾の狐伝説の地

鹿の湯:千年の歴史を誇る硫黄の共同浴場

鹿の湯は那須湯本の魂ともいえる温泉で、約1,300年前に傷ついた鹿がここで湯につかったことが名の由来と伝えられています。温泉ホテルではなく伝統的な「湯屋」で、乳白色の硫黄の濁り湯です。入浴料は大人500円、小学生300円、幼児は無料で、営業時間は8:00〜18:00(最終受付17:30)です。

浴場には41〜48度の湯船があります。まず桶でお湯をかけて水温に体を慣らし、低温の湯船から高温の湯船へと順に入ります。ボディソープやシャンプーは販売されておらず、タオルは持参または購入が必要です。入浴後は肌にうっすらと硫黄の香りが残ります。

鹿の湯:千年の歴史を誇る硫黄の共同浴場
鹿の湯:千年の歴史を誇る硫黄の共同浴場

駒止の滝:那須平成の森の紅葉の滝

駒止の滝は日光国立公園の那須平成の森にあり、「那須第一の滝」と呼ばれています。紅葉の見頃は10月中旬から下旬ごろで、少し遊歩道を歩いて到着します。茶臼岳周辺で足を延ばす価値のある紅葉の名所です。

那須平成の森は入園無料で、通常の開園時間は9:00〜16:30、水曜日は休園です(祝日の場合は翌日に振り替え)。

駒止の滝:那須平成の森の紅葉の滝
駒止の滝:那須平成の森の紅葉の滝(Photo: Kanohara / CC0, via Wikimedia Commons)

那須どうぶつ王国と南ヶ丘牧場:家族連れの第一候補

那須どうぶつ王国は、屋外の「王国ファーム」と屋内の「王国タウン」に分かれており、カピバラ、アルパカ、ネコ科の動物、猛禽類のフライトショーがあります。雨の日でも遊べる屋内エリアがあり、入園料は大人2,900円、3歳〜小学生1,300円です。南ヶ丘牧場は入場も駐車場も無料で、標高は約650m、牛、馬、アルパカ、ロバに間近で触れ合えます。

雨の日は、那須ステンドグラス美術館や那須テディベア・ミュージアムなどの屋内スポットに変更することもできます。

那須どうぶつ王国と南ヶ丘牧場:家族連れの第一候補
那須どうぶつ王国と南ヶ丘牧場:家族連れの第一候補(Photo: yoppy / CC BY 2.0, via Wikimedia Commons)

那須温泉神社:ついでに参拝できるスポット

那須温泉神社は、ロープウェイや殺生石を巡る行程の途中でよく立ち寄られる神社で、那須湯本温泉エリアのそばにあります。境内の古木と秋の色づきが互いに引き立て合い、茶臼岳に登った後や殺生石を見学した後に、旅の安全を祈って参拝するのにぴったりです。

神社の敷地は広くなく、歩いて見学しても15〜20分ほどで回れます。那須湯本温泉エリアの動線に組み込みやすい立ち寄り先で、紅葉巡りの時間をあまり使わず、那須湯本の散策ルートの最後の立ち寄り先に向いています。

那須温泉神社:ついでに参拝できるスポット
那須温泉神社:ついでに参拝できるスポット(Photo: MAKIKO OMOKAWA / CC BY-SA 3.0, via Wikimedia Commons)

塩那スカイラインと日塩もみじライン:紅葉ドライブの道

車で訪れる方は、「塩那スカイライン」と「日塩もみじライン」の2つの紅葉ドライブルートをぜひ逃さないでください。日塩もみじラインの見頃は10月下旬から11月上旬ごろで、沿道に重なり合う秋の色が、那須高原の定番の紅葉ドライブ体験です。

那須には1,300年以上の歴史を持つ「那須七湯」があり、鹿の湯、弁天、北、大丸、高雄、八幡、三斗小屋の7つの源泉があります。地元グルメの「那須和牛」と「那須高原牛乳」もぜひ味わってみてください。

塩那スカイラインと日塩もみじライン:紅葉ドライブの道
塩那スカイラインと日塩もみじライン:紅葉ドライブの道

入場券とガイドツアー

那須高原では、以下のような行程や券を組み合わせると、紅葉巡りがより手軽に、より深いものになります。

那須ロープウェイ セット券:活火山の紅葉絶景

那須ロープウェイの往復は大人2,000円、3歳〜小学生1,000円です。活火山は強風や濃霧、火山活動のレベルが上がったときに臨時で閉鎖・運休することがあるため、出発前に公式サイトまたはKKday、Klookで当日の運行状況と最新情報をご確認ください。

天気が比較的安定している午前中の乗車がおすすめです。火山の山頂からの眺望がもっとも良い時間に上り、下山後に殺生石の遊歩道と鹿の湯を巡ると、動線がもっともスムーズです。紅葉シーズンの週末は、山麓駅に早めに並んで始発のロープウェイに乗ると、混雑を避け、早朝のもっとも良い視界を活かせます。

那須ロープウェイ セット券
那須ロープウェイ セット券

もみじ谷大吊橋 入場券:全長320mの紅葉を楽しめる吊橋

2026年10月から新料金が適用されています。郊外の一部の観光地では、券売所が電子決済に対応していないこともあるため、十分な現金を持っていくことをおすすめします。吊橋周辺の遊歩道は起伏が緩やかで、あらゆる年代の方に向いており、塩原温泉エリアの行程の中継地としておすすめです。

もみじ谷大吊橋の入場券は、2026年10月1日から大人400円、子ども・高齢者300円に改定されました。現地で購入でき、オンライン予約は不要です。紅葉シーズンの週末は、昼間の混雑のピーク時間帯を避けるのがおすすめです。

吊橋は、塩原温泉エリアを往復するルートの途中で立ち寄るのがおすすめで、紅葉の季節にはとくにおすすめです。

那須どうぶつ王国 入園券:家族で一日たっぷり遊ぶ

ショーの開催時間を事前に調べておきましょう。山間部は天気が変わりやすいため、歩きやすい靴と雨具の準備をおすすめします。園内にはレストランやお土産店が多く、食事の特別な手配は不要です。

那須どうぶつ王国の料金:大人2,900円、3歳〜小学生1,300円。冬季(12月〜2月)は屋内の王国タウンのみの開放で、大人2,000円、3歳〜小学生1,000円です。KKdayまたはKlookで事前にチケットを購入できます。1日かけてじっくり回るのがおすすめで、猛禽類のフライトショーなど時間が決まっている演目の時刻表を先に調べて、動線を計画しましょう。

那須どうぶつ王国 入園券
那須どうぶつ王国 入園券

那須高原日帰りチャーター:車を使わなくても効率よく回れる

チャーターサービスは、人数に応じて車種や行程を柔軟に調整でき、オリジナルのルートを組みたい方に向いています。3〜5日前までの予約がおすすめで、紅葉シーズンの週末はやはり取りにくくなります。

行程は、茶臼岳ロープウェイ、もみじ谷大吊橋、殺生石、どうぶつ王国をつなげられ、バスの乗り換えやレンタカーの心配が不要です。家族連れや年配の方との旅行に向いています。

一部のプランは日光東照宮や華厳の滝まで延長でき、那須と日光の二つの秋景色を一度に楽しめます。3〜4日間の栃木をじっくり巡る旅に向いています。

那須高原日帰りチャーター
那須高原日帰りチャーター

那須高原で立ち寄りたい宿泊のご提案

Nasu Onsen Sanraku
Nasu Onsen Sanraku

立ち寄りたい宿泊のご提案:那須温泉郷または高原リゾートホテル

那須温泉郷や那須湯本周辺の温泉旅館やリゾートホテルに直接泊まるのがおすすめです。夕方に観光客が引けた後に静かに温泉に入れ、翌朝すぐに観光地へ向かえるので、1泊2日の行程に向いています。那須は宿泊の選択肢が多く、価格帯も幅広いですが、繁忙期(夏、紅葉シーズンの週末、連休)は客室が取りにくくなるため、1〜2か月前の予約をおすすめします。星野リゾート リゾナーレ那須などのリゾート型の宿泊は、家族連れに向いています。一部の温泉旅館では、那須和牛の会席料理を含む1泊2食のプランを用意しており、地元グルメを体験するのにすばらしい選択肢です。

那須高原の紅葉に関するよくある質問

那須高原の紅葉の見頃はいつですか?

茶臼岳周辺は標高が高く、9月下旬から10月上旬ごろに最初に色づきます。山腹の高原や温泉郷周辺は遅く、10月下旬から11月上旬で、もみじ谷大吊橋の見頃は10月下旬から11月上旬ごろです。高所の紅葉を見たいなら9月末から10月初め、温泉と紅葉を一緒に楽しみたいなら10月末に訪れるのがおすすめです。

茶臼岳のロープウェイはいくらですか?

往復で大人2,000円、3歳〜小学生1,000円です。運行期間は3月中旬から12月上旬ごろで、冬季は運休します。出発前に公式サイトで当日の運行状況をご確認ください。

もみじ谷大吊橋の入場料はいくらですか?

2026年10月1日から大人400円、子ども・高齢者300円に改定されました。現地で購入でき、事前のオンライン予約は不要です。

那須高原は子ども連れに向いていますか?

とても向いています。那須どうぶつ王国、南ヶ丘牧場、アルパカ牧場はいずれも人気の家族向けスポットで、雨の日にはステンドグラス美術館とテディベア・ミュージアムが代案になります。関東で、家族が一日中たっぷり遊べる数少ないリゾート地です。

車とバスでは、どちらがよいですか?

複数のスポット(牧場・美術館・ロープウェイ・吊橋)を回りたいなら、車のほうがバスよりはるかに柔軟です。車を使わない場合は、関東バスの那須線が唯一の選択肢ですが、本数はそれほど多くないため、必ず時刻表を調べて便を押さえてください。

那須高原 紅葉ガイド2026:関東の高原で楽しむ紅葉リゾート完全ガイド

Nature of Nasu: Loved by the Imperial Family – One Night/Two Days
Nature of Nasu: Loved by the Imperial Family – One Night/Two Days

那須高原 紅葉ガイドの概要

那須高原は、東京の北にある栃木県でもっとも人気の高原リゾートです。新幹線で東京から那須塩原までわずか70〜80分で、皇室の避暑地である那須御用邸もあり、夏は涼しく秋は紅葉が美しいことから、皇室や家族連れに親しまれています。高原ならではのゆったりとしたペースが魅力です。

紅葉は標高に応じて段階的に見頃を迎えます。9月下旬から10月上旬は山頂の茶臼岳が先に色づき、10月下旬から11月上旬は那須塩原エリアのもみじ谷大吊橋に移ります。高山から渓谷へと広がる紅葉のグラデーションを楽しめます。

温泉や家族向けの牧場とあわせて、1泊2日の行程で、那須高原のリゾートらしいペースをゆったり体験するのがおすすめです。

那須高原 紅葉ガイドの概要
那須高原 紅葉ガイドの概要

降りてもまだ山の下:那須の交通で大切なポイント

那須の行程を考えるとき、いちばん誤解しやすいのが、新幹線で那須塩原駅に着けば高原の観光地に着くと思ってしまうことです。実際には駅を降りてもまだ山の下にあり、さらにバスに乗り換えるかレンタカーで山を上る必要があります。往路は東北新幹線の「なすの」で、東京から那須塩原までは約70〜80分です。全行程でJRをよく使うなら、JRパスがお得かどうか検討できますが、山を上る関東バスはパスの対象外で、別途料金がかかります。高原の温泉旅館やリゾートホテルに直接泊まるのがおすすめです。夕方に観光客が引けた後は静かに温泉に入れ、翌朝すぐに観光地へ向かえるので、毎日山を上り下りする必要がありません。

那須高原へのアクセスガイド:東京出発の行き方を徹底解説

関東バス那須線:車を使わない場合の唯一の選択肢

那須塩原駅西口から関東バスの那須線に乗り、那須湯本まで片道1,170円、ロープウェイ乗り場までは約70〜85分(片道1,640円)です。車を使わない旅行者が高原へ上る主な交通手段です。

本数はそれほど多くなく、オフピークの時間帯は1〜2時間に1本のことも多いため、出発前に必ず最新のバス時刻表を確認し、長く待たされないようにしてください。

このバスはJRパスの対象外で、別途運賃が必要です。予算を考える際に加えておく必要があります。

沿線には那須どうぶつ王国や牧場などの停留所があり、家族向けのスポットと組み合わせて降りる場所を柔軟に選べます。

レンタカー:複数のスポットを回るならいちばんのおすすめ

複数の牧場、美術館、ロープウェイを回りたいなら、車のほうが便利です。那須ICを降りて那須街道を湯本方面へ向かい、各スポットには無料または低料金の駐車場が多くあります(南ヶ丘牧場、那須どうぶつ王国など)。ファミリーで1台の車で出かけるなら、バスを待つよりはるかに柔軟です。車なら、標高差の大きい「もみじ谷大吊橋」と「茶臼岳」などの行程も、運行本数の制限を受けずに柔軟に組めます。とくに紅葉シーズンの週末で交通量が多いときに強みを発揮します。「塩那スカイライン」や「日塩もみじライン」など有名な紅葉ドライブルートにも立ち寄れ、高原のドライブ旅に広げられます。

もみじ谷大吊橋へのアクセス:JRバスの乗り継ぎ

もみじ谷大吊橋へは、那須塩原駅から塩原温泉方面行きのJRバスに乗り、「もみじ谷大吊橋」バス停または「回顧橋」バス停で降りれば、徒歩約3分で到着します。もっとも直接的な公共交通機関の方法です。吊橋と茶臼岳はそれぞれ那須町と那須塩原市にあり、車でもある程度の距離があるため、同じ日に両方を回る場合は、車でつなぐのがいちばんスムーズです。バスの場合は乗り換えと待ち時間を多めに見ておく必要があります。時間に余裕があれば、塩原温泉エリアの往復の途中で、駒止の滝や弁天吊橋などの近隣スポットにも立ち寄って、紅葉の行程をより充実させられます。

もみじ谷大吊橋へのアクセス:JRバスの乗り継ぎ
もみじ谷大吊橋へのアクセス:JRバスの乗り継ぎ

渋滞と混雑を避けるコツ

紅葉シーズン(とくに10月の週末)は、那須ロープウェイ山麓駅へ通じる「那須ボルケーノハイウェイ」がたいへん渋滞しやすくなります。午前6:00より前に那須湯本温泉街を通過して山を上り始めるか、月曜〜金曜に訪れることを強くおすすめします。渋滞による時間の大幅なロスを避けられます。

紅葉シーズンの週末は、駐車場が早朝4:30〜5:00までに満車になることがよくあります。時間に余裕があれば、高原の温泉旅館に泊まることも検討してください。夕方に観光客が引けた後に静かに温泉に入れ、翌朝すぐに観光地へ向かえるので、毎日山を上り下りする必要がありません。

那須高原の紅葉スポット完全ガイド

茶臼岳と那須ロープウェイ:活火山の紅葉絶景

茶臼岳は那須連峰の主峰で、標高約1,915mの活火山です。山頂ではいまも硫黄の噴気が出ています。那須ロープウェイで九合目の山頂駅まで直通です。運行期間は3月中旬から12月上旬ごろ、8:30〜16:30、約20分に1本で、往復2,000円です。

さらに火山礫の道を約40〜60分歩くと頂上に着き、道中から関東平野を一望できます。活火山の活動レベルが上がったときや、強風・濃霧のときは、ロープウェイや登山道が閉鎖されることがあります。出発前に公式サイトと気象庁の警戒レベルをご確認ください。

茶臼岳と那須ロープウェイ:活火山の紅葉絶景
茶臼岳と那須ロープウェイ:活火山の紅葉絶景

もみじ谷大吊橋:全長320mの紅葉を楽しめる吊橋

「恋人の聖地」の展望台があり、吊橋の全景を眺められます。

もみじ谷大吊橋は全長320mで、渓谷にかかり、紅葉の絶景を眺められます。住所は栃木県那須塩原市関谷1425番地60、電話は0287-34-1037、営業時間は08:30〜18:00(11/1〜3/31は08:30〜16:00)です。

2026年10月1日から料金が改定され、大人は300円から400円に、子ども・高齢者は300円になります。

もみじ谷大吊橋:全長320mの紅葉を楽しめる吊橋
もみじ谷大吊橋:全長320mの紅葉を楽しめる吊橋

殺生石と那須湯本:九尾の狐伝説の地

殺生石には、九尾の狐(玉藻前)の怨念が封じられていると伝えられ、人や動物が近づくと命を落とすことから「殺生」と呼ばれます。2022年3月に石が割れ、「封印が解けた」と話題になりましたが、割れる前から石の表面にひび割れがあり、自然な劣化によるものです。現在は割れたままの状態で保存され、注連縄が張られています。周辺の木道は無料で開放されています。

殺生石がある那須湯本温泉は那須温泉の源で、地面から硫黄の地熱が噴き出し、草木も生えません。灰白色の地表と、びっしり並ぶ「賽の河原」の地蔵群が厳かな雰囲気を醸し出しています。木道は一周30分足らずで歩け、湧出口には近づかないようにしてください。鹿の湯とあわせて巡るのがおすすめです。

殺生石と那須湯本:九尾の狐伝説の地
殺生石と那須湯本:九尾の狐伝説の地

鹿の湯:千年の歴史を誇る硫黄の共同浴場

鹿の湯は那須湯本の魂ともいえる温泉で、約1,300年前に傷ついた鹿がここで湯につかったことが名の由来と伝えられています。温泉ホテルではなく伝統的な「湯屋」で、乳白色の硫黄の濁り湯です。入浴料は大人500円、小学生300円、幼児は無料で、営業時間は8:00〜18:00(最終受付17:30)です。

浴場には41〜48度の湯船があります。まず桶でお湯をかけて水温に体を慣らし、低温の湯船から高温の湯船へと順に入ります。ボディソープやシャンプーは販売されておらず、タオルは持参または購入が必要です。入浴後は肌にうっすらと硫黄の香りが残ります。

鹿の湯:千年の歴史を誇る硫黄の共同浴場
鹿の湯:千年の歴史を誇る硫黄の共同浴場

駒止の滝:那須平成の森の紅葉の滝

駒止の滝は日光国立公園の那須平成の森にあり、「那須第一の滝」と呼ばれています。紅葉の見頃は10月中旬から下旬ごろで、少し遊歩道を歩いて到着します。茶臼岳周辺で足を延ばす価値のある紅葉の名所です。

那須平成の森は入園無料で、通常の開園時間は9:00〜16:30、水曜日は休園です(祝日の場合は翌日に振り替え)。

駒止の滝:那須平成の森の紅葉の滝
駒止の滝:那須平成の森の紅葉の滝(Photo: Kanohara / CC0, via Wikimedia Commons)

那須どうぶつ王国と南ヶ丘牧場:家族連れの第一候補

那須どうぶつ王国は、屋外の「王国ファーム」と屋内の「王国タウン」に分かれており、カピバラ、アルパカ、ネコ科の動物、猛禽類のフライトショーがあります。雨の日でも遊べる屋内エリアがあり、入園料は大人2,900円、3歳〜小学生1,300円です。南ヶ丘牧場は入場も駐車場も無料で、標高は約650m、牛、馬、アルパカ、ロバに間近で触れ合えます。

雨の日は、那須ステンドグラス美術館や那須テディベア・ミュージアムなどの屋内スポットに変更することもできます。

那須どうぶつ王国と南ヶ丘牧場:家族連れの第一候補
那須どうぶつ王国と南ヶ丘牧場:家族連れの第一候補(Photo: yoppy / CC BY 2.0, via Wikimedia Commons)

那須温泉神社:ついでに参拝できるスポット

那須温泉神社は、ロープウェイや殺生石を巡る行程の途中でよく立ち寄られる神社で、那須湯本温泉エリアのそばにあります。境内の古木と秋の色づきが互いに引き立て合い、茶臼岳に登った後や殺生石を見学した後に、旅の安全を祈って参拝するのにぴったりです。

神社の敷地は広くなく、歩いて見学しても15〜20分ほどで回れます。那須湯本温泉エリアの動線に組み込みやすい立ち寄り先で、紅葉巡りの時間をあまり使わず、那須湯本の散策ルートの最後の立ち寄り先に向いています。

那須温泉神社:ついでに参拝できるスポット
那須温泉神社:ついでに参拝できるスポット(Photo: MAKIKO OMOKAWA / CC BY-SA 3.0, via Wikimedia Commons)

塩那スカイラインと日塩もみじライン:紅葉ドライブの道

車で訪れる方は、「塩那スカイライン」と「日塩もみじライン」の2つの紅葉ドライブルートをぜひ逃さないでください。日塩もみじラインの見頃は10月下旬から11月上旬ごろで、沿道に重なり合う秋の色が、那須高原の定番の紅葉ドライブ体験です。

那須には1,300年以上の歴史を持つ「那須七湯」があり、鹿の湯、弁天、北、大丸、高雄、八幡、三斗小屋の7つの源泉があります。地元グルメの「那須和牛」と「那須高原牛乳」もぜひ味わってみてください。

塩那スカイラインと日塩もみじライン:紅葉ドライブの道
塩那スカイラインと日塩もみじライン:紅葉ドライブの道

入場券とガイドツアー

那須高原では、以下のような行程や券を組み合わせると、紅葉巡りがより手軽に、より深いものになります。

那須ロープウェイ セット券:活火山の紅葉絶景

那須ロープウェイの往復は大人2,000円、3歳〜小学生1,000円です。活火山は強風や濃霧、火山活動のレベルが上がったときに臨時で閉鎖・運休することがあるため、出発前に公式サイトまたはKKday、Klookで当日の運行状況と最新情報をご確認ください。

天気が比較的安定している午前中の乗車がおすすめです。火山の山頂からの眺望がもっとも良い時間に上り、下山後に殺生石の遊歩道と鹿の湯を巡ると、動線がもっともスムーズです。紅葉シーズンの週末は、山麓駅に早めに並んで始発のロープウェイに乗ると、混雑を避け、早朝のもっとも良い視界を活かせます。

那須ロープウェイ セット券
那須ロープウェイ セット券

もみじ谷大吊橋 入場券:全長320mの紅葉を楽しめる吊橋

2026年10月から新料金が適用されています。郊外の一部の観光地では、券売所が電子決済に対応していないこともあるため、十分な現金を持っていくことをおすすめします。吊橋周辺の遊歩道は起伏が緩やかで、あらゆる年代の方に向いており、塩原温泉エリアの行程の中継地としておすすめです。

もみじ谷大吊橋の入場券は、2026年10月1日から大人400円、子ども・高齢者300円に改定されました。現地で購入でき、オンライン予約は不要です。紅葉シーズンの週末は、昼間の混雑のピーク時間帯を避けるのがおすすめです。

吊橋は、塩原温泉エリアを往復するルートの途中で立ち寄るのがおすすめで、紅葉の季節にはとくにおすすめです。

那須どうぶつ王国 入園券:家族で一日たっぷり遊ぶ

ショーの開催時間を事前に調べておきましょう。山間部は天気が変わりやすいため、歩きやすい靴と雨具の準備をおすすめします。園内にはレストランやお土産店が多く、食事の特別な手配は不要です。

那須どうぶつ王国の料金:大人2,900円、3歳〜小学生1,300円。冬季(12月〜2月)は屋内の王国タウンのみの開放で、大人2,000円、3歳〜小学生1,000円です。KKdayまたはKlookで事前にチケットを購入できます。1日かけてじっくり回るのがおすすめで、猛禽類のフライトショーなど時間が決まっている演目の時刻表を先に調べて、動線を計画しましょう。

那須どうぶつ王国 入園券
那須どうぶつ王国 入園券

那須高原日帰りチャーター:車を使わなくても効率よく回れる

チャーターサービスは、人数に応じて車種や行程を柔軟に調整でき、オリジナルのルートを組みたい方に向いています。3〜5日前までの予約がおすすめで、紅葉シーズンの週末はやはり取りにくくなります。

行程は、茶臼岳ロープウェイ、もみじ谷大吊橋、殺生石、どうぶつ王国をつなげられ、バスの乗り換えやレンタカーの心配が不要です。家族連れや年配の方との旅行に向いています。

一部のプランは日光東照宮や華厳の滝まで延長でき、那須と日光の二つの秋景色を一度に楽しめます。3〜4日間の栃木をじっくり巡る旅に向いています。

那須高原日帰りチャーター
那須高原日帰りチャーター

那須高原で立ち寄りたい宿泊のご提案

Nasu Onsen Sanraku
Nasu Onsen Sanraku

立ち寄りたい宿泊のご提案:那須温泉郷または高原リゾートホテル

那須温泉郷や那須湯本周辺の温泉旅館やリゾートホテルに直接泊まるのがおすすめです。夕方に観光客が引けた後に静かに温泉に入れ、翌朝すぐに観光地へ向かえるので、1泊2日の行程に向いています。那須は宿泊の選択肢が多く、価格帯も幅広いですが、繁忙期(夏、紅葉シーズンの週末、連休)は客室が取りにくくなるため、1〜2か月前の予約をおすすめします。星野リゾート リゾナーレ那須などのリゾート型の宿泊は、家族連れに向いています。一部の温泉旅館では、那須和牛の会席料理を含む1泊2食のプランを用意しており、地元グルメを体験するのにすばらしい選択肢です。

那須高原の紅葉に関するよくある質問

那須高原の紅葉の見頃はいつですか?

茶臼岳周辺は標高が高く、9月下旬から10月上旬ごろに最初に色づきます。山腹の高原や温泉郷周辺は遅く、10月下旬から11月上旬で、もみじ谷大吊橋の見頃は10月下旬から11月上旬ごろです。高所の紅葉を見たいなら9月末から10月初め、温泉と紅葉を一緒に楽しみたいなら10月末に訪れるのがおすすめです。

茶臼岳のロープウェイはいくらですか?

往復で大人2,000円、3歳〜小学生1,000円です。運行期間は3月中旬から12月上旬ごろで、冬季は運休します。出発前に公式サイトで当日の運行状況をご確認ください。

もみじ谷大吊橋の入場料はいくらですか?

2026年10月1日から大人400円、子ども・高齢者300円に改定されました。現地で購入でき、事前のオンライン予約は不要です。

那須高原は子ども連れに向いていますか?

とても向いています。那須どうぶつ王国、南ヶ丘牧場、アルパカ牧場はいずれも人気の家族向けスポットで、雨の日にはステンドグラス美術館とテディベア・ミュージアムが代案になります。関東で、家族が一日中たっぷり遊べる数少ないリゾート地です。

車とバスでは、どちらがよいですか?

複数のスポット(牧場・美術館・ロープウェイ・吊橋)を回りたいなら、車のほうがバスよりはるかに柔軟です。車を使わない場合は、関東バスの那須線が唯一の選択肢ですが、本数はそれほど多くないため、必ず時刻表を調べて便を押さえてください。