箱根の紅葉ガイド2026:関東近郊でもっとも定番の秋の旅

箱根の紅葉の魅力とベストシーズン
箱根は関東を代表する紅葉の名所の一つで、山あいと湖畔が織りなす奥行きのある秋の彩りに加え、温泉、美術館、登山鉄道など多彩な楽しみ方があり、紅葉狩りの旅が単調になることはありません。
毎年、11月上旬から下旬ごろが箱根の紅葉の見頃のピークです。箱根は地形の高低差が大きいため、強羅、大涌谷、芦ノ湖など標高の異なるエリアで見頃の時期に多少の前後差があるので、旅程を組むときは気にかけておくとよいでしょう。
箱根の公式観光サイト「箱根ナビ」(hakonenavi.jp)では、秋に強羅公園や箱根美術館などの紅葉の状況が更新されます。出発の1週間前にもう一度確認するのがもっとも確実です。

箱根の紅葉スポット 4つのエリア一覧
箱根の紅葉スポットは主に4つのエリアに分かれます。箱根湯本エリア、強羅・小涌谷・宮ノ下・大平台エリア、大涌谷・桃源台・仙石原エリア、旧街道・元箱根・箱根町エリアで、それぞれに雰囲気や交通手段が少しずつ異なります。
強羅エリアは強羅公園や箱根美術館の庭園の紅葉で知られ、大涌谷エリアでは火山の噴煙と紅葉が交わる独特の景観が楽しめます。芦ノ湖沿岸では海賊観光船に乗って、湖上から水面に映る紅葉を眺められ、箱根神社の水中鳥居も人気の撮影スポットです。

箱根の紅葉に便利なきっぷのおすすめ
箱根の紅葉旅行を計画する前に、まず「箱根フリーパス(Hakone Freepass)」を知っておくとよいでしょう。このきっぷは、箱根エリア内の登山電車、登山ケーブルカー、ロープウェイ、海賊観光船に乗り放題で、1枚で主な紅葉スポットを巡れるため、個別にきっぷを買うよりお得で手間もかかりません。
新宿から小田急ロマンスカーに乗れば、約85分で箱根湯本駅まで直通で行けます。多くの旅行者にとって、箱根の紅葉旅行の起点となるルートです。
箱根の紅葉へのアクセスガイド
箱根の紅葉へのアクセス方法
東京から箱根へ行くもっとも便利な方法は、新宿駅から小田急ロマンスカーで箱根湯本駅まで直通で行く方法です。所要時間は約85分で、乗り換えは不要、車窓からの景色も楽しめます。
箱根フリーパスを使う場合、新宿発の2日間券は大人7,100円(2025年10月1日から)で、小田急線の新宿駅と箱根湯本駅の間の往復各1回と、箱根エリア内の登山電車、ケーブルカー、海賊観光船が含まれます。小田急ロマンスカーは別途特急券が必要です。箱根湯本に着いたら、登山電車に乗り換えて強羅へ向かい、そのあと登山ケーブルカーとロープウェイを順に乗り継ぎます。

各交通手段を一目で把握
- 小田急ロマンスカー:新宿から箱根湯本まで直通で約85分、指定席券は別途購入が必要
- 箱根フリーパス:登山電車、登山ケーブルカー、ロープウェイ、海賊船に乗り放題で、紅葉旅行の第一候補
- 登山電車:箱根湯本駅から登山鉄道で約40分で強羅駅へ、徒歩5分で強羅公園に到着
箱根の紅葉スポット完全ガイド
以下では、公園、美術館、火山地形、湖の景色、神社までを網羅した箱根の紅葉スポット9か所を厳選して紹介します。興味や時間に合わせて、自由に組み合わせて旅程を組んでください。
箱根 強羅公園:日本初のフランス式庭園で紅葉を楽しむ
強羅公園は1914年に開園した、日本初のフランス式整形庭園です。中央の噴水広場に秋の紅葉と秋バラが彩りを添えます(強羅エリアの例年の紅葉の見頃は11月中旬〜下旬)。優雅な景色が広がります。
滞在時間は1〜2時間がおすすめです。公式サイトによる入園料は大人650円、小学生以下は無料で、箱根フリーパスを提示すると無料で入園できます。開園時間は3〜11月が9:00〜17:00(最終入園16:30)、12〜2月が9:30〜16:30(最終入園16:00)で、年3日のメンテナンス休園日を除き通年で開園しています。

箱根美術館:苔庭と紅葉が織りなす静かな秋の彩り
箱根美術館の庭園は、苔庭と紅葉が織りなす景観で知られ、落ち着いた雰囲気を好む旅行者にとっての穴場の紅葉スポットです。⚠️ 2026年5月7日から10月29日まで改修のため全館休館となります。再開後の開放範囲や時間は公式サイトの案内をご確認ください。
滞在時間は1時間がおすすめです。出発前に必ず公式サイトで最新の開館状況を確認し、無駄足にならないようにしてください。再開後の入館料と開館時間は、公式サイトの最新の案内をご確認ください。
美術館の庭園は一年を通じて細やかに手入れされており、秋の紅葉と常緑の松や柏の対比が鮮やかです。写真映えよりも、静かに景色を味わうことに重きを置く、箱根では数少ない美術館です。

大涌谷:火山の噴煙と紅葉が交わる独特の景観
箱根ロープウェイで大涌谷を通ると、火山の噴煙と山いっぱいの紅葉を同時に眺められ、晴れた日には富士山も望めます。名物の黒たまごは、1個食べると寿命が7年延びるといわれ、ぜひ味わいたい名物グルメです。
滞在時間は1時間がおすすめです。ロープウェイの料金は箱根フリーパスに含まれています。紅葉シーズンはこの区間が全行程でもっとも渋滞しやすいボトルネックなので、午前中の早い時間に組み込み、午後の雲や霧で視界が遮られるのを避けるのがおすすめです。
大涌谷の周辺には複数の展望台と遊歩道があり、さまざまな角度から火山地形を眺められます。硫黄のにおいと立ちのぼる白い煙は、ここだけの感覚体験で、一般的な紅葉スポットとはまったく異なります。

芦ノ湖 箱根海賊観光船:湖上から水面に映る紅葉を楽しむ
個性的な外観の海賊観光船で芦ノ湖を巡ると、湖上から水面に映る紅葉を眺められ、晴れた日には富士山も遠くに望めます。箱根の紅葉旅行でもっともロマンチックなひとときで、航路の途中で箱根神社の水中鳥居の前を通ります。
滞在時間は1時間がおすすめです。乗船券は箱根フリーパスに含まれています。繁忙期の週末は乗船待ちの人が多いため、時間に余裕を持たせてください。
船上には展望デッキがあり、とくに席を探さなくても自由に歩き回って写真を撮れます。航路は元箱根、箱根町など複数の港を経由するため、旅程に合わせて乗り降りする場所を柔軟に選べます。

箱根神社:水中鳥居と御朱印めぐり
箱根神社は奈良時代に創建され、鮮やかな朱色の水中鳥居が芦ノ湖畔に建ち、周囲の紅葉と美しく調和します。箱根でもっとも代表的な撮影スポットで、安全祈願や縁結びで知られる参拝地でもあります。
滞在時間は1時間がおすすめです。境内の授与所ではお守りと御朱印を授与しており、御朱印の初穂料は約500円です。参道の脇にある九頭龍神社新宮も立ち寄る価値があり、境内は無料で参拝できます。

恩賜箱根公園:皇室の離宮跡で紅葉の散策
恩賜箱根公園は、かつて皇室の離宮だった場所で、敷地が広く見晴らしがよく、紅葉と桜の2つの季節を楽しめるスポットです。湖畔の遊歩道では、紅葉と遠くの富士山の景色を眺めながら、気持ちのよい散歩ができます。
滞在時間は1時間がおすすめです。入園は無料で、開園時間は09:00〜16:30、元箱根港から徒歩約10分で、箱根神社とあわせて回るのに向いています。
園内には旧離宮の建物の一部の遺構と記念館が残されており、箱根が皇室の避暑地であった歴史的背景もあわせて知ることができ、文化と自然の景観を両方楽しめる散策コースです。

箱根ガラスの森美術館:ヴェネチアングラスと秋の紅葉の共演
箱根ガラスの森美術館はヴェネチアングラス工芸のコレクションで知られ、屋外庭園は秋に紅葉で彩られ、ガラスのインスタレーションと紅葉が響き合って夢のような景観をつくります。館内のガラスのシャンデリアが並ぶ通路も撮影スポットです。
滞在時間は1.5時間がおすすめです。入館料は約1,800円で、年によっては秋冬に夜間ライトアップが追加されることもあるため、芸術写真が好きな方はわざわざ訪れる価値があります。
館内にはガラス工芸品のショップが併設されており、さまざまなガラスのアクセサリーや置物が販売されています。透明感のあるお土産を選んで、屋外庭園の紅葉を背景に記念撮影するのにぴったりです。

箱根彫刻の森美術館:屋外彫刻と紅葉の競演
彫刻の森美術館は日本初の野外彫刻美術館で、広々とした芝生に現代彫刻の作品が点在し、秋には紅葉と彫刻が互いを引き立てます。館内にはピカソ館や足湯施設も併設されています。
滞在時間は1.5〜2時間がおすすめです。入館料は大人2,000円(公式サイトのオンラインチケットは1,800円)で、箱根登山電車の彫刻の森駅に近く、アクセスが便利で、強羅公園の前後に組み込むのに向いています。
園内は敷地が広いため、歩きやすい靴でゆっくり回るのがおすすめです。一部の彫刻作品には近くで触れて楽しめるものもあり、芸術と自然が融合した楽しさをお子さまと一緒に体験するのにぴったりです。

箱根の紅葉の人混みを避ける動線のコツ
紅葉シーズンは、ロープウェイの大涌谷区間が全行程でもっとも渋滞しやすいボトルネックです。「箱根湯本→強羅→大涌谷→芦ノ湖」の時計回りのルートをとり、朝一番にもっとも混みやすい区間を先に済ませ、昼以降は芦ノ湖畔へ移ってのんびり景色を楽しむのがおすすめです。
時間が許すなら、見頃のピークの週末はなるべく避けると、平日は人出が明らかに少なくなります。写真撮影と食事を含めて一周するなら、6〜8時間を目安にするとゆとりがあり、詰め込みすぎないようにしましょう。
チケットとガイド
ここでは、箱根の紅葉旅行にもっとも役立つきっぷと体験プランをまとめます。事前に予約しておけば、現地での行列や直前のキャンセル待ちの手間を省けます。
箱根フリーパス:紅葉旅行の交通はこの1枚で解決
箱根フリーパスは、登山電車、登山ケーブルカー、ロープウェイ、海賊観光船と一部区間のバスをカバーし、2日間券と3日間券があり、出発駅によって料金が少し異なります。
1枚で強羅公園、大涌谷、芦ノ湖など主な紅葉スポットを巡れ、区間ごとにきっぷを買う必要がないため、箱根の紅葉旅行を計画するうえでもっともお得な交通プランです。出発前に公式サイトで最新の料金をご確認ください。

箱根 強羅公園の入園チケットと陶芸体験
強羅公園の入園料は大人650円(箱根フリーパスをお持ちなら無料)で、陶器の絵付けやガラスビーズ作りの体験を別途追加することもでき、世界に一つだけの手作りのお土産を持ち帰れます。所要時間は全体で約1時間で、お子さま連れやカップルでの来園に向いています。
紅葉の繁忙期は体験の時間枠を事前に予約しておくことをおすすめします。現地でのキャンセル待ちの人数が多くて枠が取れず、その後の行程に影響するのを避けられます。

箱根海賊観光船 乗船券
箱根フリーパスを持っていれば海賊観光船に無料で乗れます。単独で購入する場合、桃源台港から元箱根港または箱根町港までの大人片道運賃は1,700円(2025年10月1日から)で、航行時間は約30〜40分、途中で水面に映る紅葉と箱根神社の水中鳥居を眺められ、晴れた日には富士山も遠くに望めます。
紅葉の繁忙期の週末は乗船待ちの人が多いため、時間に余裕を持たせて、ほかのスポットの見学時間が圧迫されないようにしましょう。

立ち寄りのおすすめ宿泊
箱根は関東屈指の温泉地で、紅葉シーズンには一泊二食付きの温泉旅館に泊まるのが、箱根の秋をもっとも本格的に味わう方法です。
強羅、箱根湯本、芦ノ湖沿岸:3つの宿泊エリアの選択肢
強羅エリアは強羅公園や箱根美術館に近く、昼間の紅葉狩りは歩いて行け、夜は旅館に戻って温泉でくつろげるため、1泊2日のゆったりした旅程に向いています。箱根湯本エリアは交通の拠点で、温泉旅館と商店街が集まり、買い物やグルメが好きな方に向いています。
芦ノ湖沿岸の旅館は、富士山の眺めや湖の眺めの露天風呂を売りにするところが多く、一部の旅館では客室そのものから紅葉を楽しめます。リゾート気分と絶景を求める方に向いています。
宿を予約する前に、宿泊エリアと紅葉スポットの間の移動動線をあらかじめ確認することをおすすめします。紅葉シーズンの週末は予約が取りにくいため、旅程が決まったらできるだけ早く予約してください。
箱根の紅葉に関するよくある質問
箱根の紅葉のベストシーズンはいつですか?
毎年、11月上旬から下旬ごろが箱根の紅葉の見頃のピークです。強羅公園のある強羅エリアは、例年11月中旬から下旬がもっとも美しく、標高の異なるエリアで見頃に多少の前後差があるため、出発前にその年の最新の見頃予想をご確認ください。
日帰りで箱根の紅葉はどう回ればいいですか?
定番の周遊ルートを中心にするのがおすすめです。箱根湯本を出発し、登山電車から登山ケーブルカーに乗り換えて強羅公園で紅葉を楽しみ、続いてロープウェイで大涌谷を経由し、最後に芦ノ湖で海賊観光船に乗って水面に映る紅葉を眺めます。
箱根美術館は2026年に見学できますか?
箱根美術館は2026年5月7日から10月29日まで改修のため全館休館です。再開後の開放範囲と時間は公式サイトの最新の案内をご確認いただき、出発前に必ず確認して無駄足にならないようにしてください。
箱根の紅葉の人混みを避けるにはどうすればいいですか?
時計回りのルートをとり、朝一番にもっとも渋滞しやすい大涌谷のロープウェイ区間を先に済ませ、昼以降に芦ノ湖畔へ移るのがおすすめです。可能なら、見頃のピークの週末は避けると、平日は人出が明らかに少なくなります。
箱根の紅葉旅行ではどんなきっぷを用意すればいいですか?
箱根フリーパスの購入がおすすめです。登山電車、登山ケーブルカー、ロープウェイ、海賊観光船に乗り放題で、1枚で主な紅葉スポットを巡れ、個別にきっぷを買うよりお得で手間もかかりません。
箱根でぜひ買いたいお土産は何ですか?
箱根小豚まんじゅう(椎野食品)、GRANDE RIVIERE 箱根ラスク(本店は仙石原)、はちみつカステラ焼き 箱根まんじゅう(箱根湯本駅前の菊川商店)がおすすめで、いずれも人気のお土産です。





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