昭和記念公園の紅葉ガイド2026:東京近郊で銀杏と紅葉を一度に楽しむ

昭和記念公園の秋の景色
昭和記念公園

昭和記念公園は、東京近郊の立川市にある紅葉・銀杏の名所です。面積は約180ヘクタールで、米軍立川基地の跡地を改修して造られ、昭和天皇御在位50年を記念して1983年に開園しました。「緑の復元と人間性の回復」を理念としています。園内には黄金色の銀杏並木と日本庭園の紅葉の両方があり、新宿からJRで約30〜40分です。ファミリー、年配の方、写真愛好家の半日から1日の行程に向いており、東京近郊で銀杏とカエデの二色の景色を一度に楽しめる数少ない国営公園です。

昭和記念公園へのアクセス:新宿からの行き方

昭和記念公園の住所は東京都立川市緑町3173です。新宿駅からJR中央線快速で立川駅まで約30〜40分、そこから目的に合わせて入口を選びます。

JR・モノレール・車:入口の選び方

  • JR中央線:立川駅北口から徒歩約10分で「あけぼの口」、約18分で「立川口」(入園してすぐカナール沿いの銀杏並木)です。
  • JR青梅線:西立川駅で降りて徒歩約2分で、水鳥の池に近い「西立川口」に着きます。
  • 多摩モノレール:立川北駅から徒歩約8分で、あけぼの口に着きます。
  • 車で行く場合:園内には立川口(1,755台)、西立川口(345台)、砂川口(431台)の3か所の駐車場があり、普通車は900円です。繁忙期は満車を避けるため、早めの到着をおすすめします。

昭和記念公園の紅葉の見どころは?エリア別ガイド

園内の紅葉・銀杏の必見スポットを9か所、人気と特色の順にまとめました。動線を考える際の参考にしてください。

かたらいのイチョウ並木:300mの黄金色のトンネル

全長約300mのかたらいのイチョウ並木は園内を代表するフォトスポットで、落ち葉が地面を埋め尽くすと壮観な黄金色のじゅうたんになります。銀杏の見頃は11月中旬から下旬ごろです。

誰にも踏まれていない落ち葉のじゅうたんを撮りたい場合は、開園の9:30に到着するのがおすすめです。銀杏は午前10時までの順光で撮影すると最も映えます。

カナール広場:噴水と銀杏が織りなすヨーロッパ風のシンメトリー

立川口から入園すると、カナールの両側に円錐形に刈り込まれた銀杏の木が整然と並んでいます。噴水の水景と組み合わさって、珍しいヨーロッパ風のシンメトリーの景観をつくります。水面に銀杏が映る眺めは、園内で人気の絵はがきのようなスポットです。

広場は立川口の入口に近く、入園後の最初の立ち寄り先におすすめです。そこから西へ、かたらいのイチョウ並木や日本庭園に向かいます。

日本庭園:池泉回遊式庭園と歓楓亭の抹茶

面積約6ヘクタールの池泉回遊式の日本庭園で、築山、橋、池を配した造りが鮮やかな紅葉を引き立てます。池の水面に映る紅葉は園内でもっとも古典的な和の景色で、カエデの見頃は11月中旬から下旬ごろです。園内の茶室「歓楓亭(かんふうてい)」では、景色を眺めながら抹茶と季節の和菓子をいただけます(別料金)。

庭園は園の北側にあり、カエデの木が約300本あります。ひとつだけ選ぶなら、紅葉狩りには日本庭園が第一候補です。

昭和記念公園の紅葉ガイド2026:日本庭園の紅葉・銀杏並木の見頃とアクセス
日本庭園の池畔の秋の景色(Photo: Guilhem Vellut / CC BY 2.0, via Wikimedia Commons)

水鳥の池:ボート遊びと湖畔の軽食

水鳥の池は面積約5ヘクタールで、手漕ぎボート(60分800円)またはスワンボート(30分800円)を借りられます。園内で水辺に親しめる数少ないエリアです。湖畔には簡単なレストランがあり、ボートのあとにそのまま池のほとりで食事や休憩をしながら、岸辺の秋の景色が水面に映る眺めを楽しめます。

池畔の遊歩道は平らで歩きやすく、年配の方やベビーカーのご家族の約1時間の気軽なお散歩に向いています。

水鳥の池
水鳥の池

みんなの原っぱ:広い芝生のピクニックと秋のコスモス

園の中央にあるみんなの原っぱは、1本の高いケヤキが目印で、ピクニックの人気スポットです。周辺には飲食の販売所があるので、食べ物をすべて持参する必要はありません。公式の「コスモスまつり2026」は10月25日まで開催され、原っぱ東花畑のコスモスと赤そばは10月上旬から下旬に咲き、原っぱ南花畑の秋の花束ガーデンは10月下旬まで楽しめます。銀杏の季節の前にもうひとつ写真を撮りたいスポットです。

ハーブの丘のコキア:10月中旬までの赤いホウキグサ

ハーブの丘には約1,800株のコキア(ホウキグサ)が植えられています。公式発表の見頃は8月上旬から10月中旬で、9月中旬から緑色が徐々に赤く変わっていきます。この時期は「コスモスまつり2026」(9月12日〜10月25日)と重なっているため、10月前半に昭和記念公園を訪れれば、銀杏とカエデが色づく前に、芝生と花畑の秋の色合いを先に楽しめます。出発前に公式サイトで花の状況をもう一度ご確認ください。

こどもの森:親子で訪れたい子ども向けの森

こどもの森は面積約9ヘクタールで、霧の森、石の谷、レインボーハンモック、雲の海、恐竜砂山など、さまざまなファミリー向けの遊具があります。周囲は樹林に囲まれており、紅葉狩りのついでに子ども連れの家族が半日遊ぶのに向いています。

遊具は屋外の体験型のものが多いため、涼しい午前中の時間帯に行き、正午の混雑と日差しを避けるのがおすすめです。

こどもの森
こどもの森

盆栽苑:日本庭園に隣接するライトアップの見どころ

盆栽苑は日本庭園の隣にあり、造形の美しい盆栽の樹木が数多く収められています。秋の「黄葉・紅葉まつり」の期間中はライトアップの対象にもなり、昼間は盆栽の技をじっくり鑑賞でき、夜はまったく違う灯りの雰囲気を味わえます。

盆栽苑は日本庭園の中にあり、規模は大きくないため、庭園を見終わったあとに立ち寄れます。

昭和記念公園の紅葉ガイド2026:日本庭園の紅葉・銀杏並木の見頃とアクセス
盆栽苑の秋の盆栽(Photo: Guilhem Vellut / CC BY 2.0, via Wikimedia Commons)

立川諏訪神社:立川駅南側の古社への参拝

立川諏訪神社は立川地区で歴史の古い神社で、建御名方神をお祀りし、五穀豊穣と地域の安全を祈願します。境内ではお守りや御朱印をいただけ、紅葉狩りのついでにお参りして祈願するのにぴったりです。

神社は立川駅の南側にあり、公園とは駅をはさんだ反対側です。時間に余裕があるときに立ち寄るのがおすすめです。

立川諏訪神社
立川諏訪神社

殿ヶ谷戸庭園:中央線沿線の紅葉庭園

殿ヶ谷戸庭園はJR国分寺駅のそばにあり、立川と同じJR中央線沿線です。崖線の地形を活かした回遊式庭園で、秋は芝生と次郎弁天池の周辺が鮮やかな紅葉に染まります。

時間に余裕があれば、昭和記念公園と殿ヶ谷戸庭園をめぐる1日の紅葉めぐりの計画もできます。

昭和記念公園の紅葉ガイド2026:日本庭園の紅葉・銀杏並木の見頃とアクセス
殿ヶ谷戸庭園のカエデ(Photo: Wikimedia Commons, Public domain)

昭和記念公園の費用は?入園料と体験のまとめ

昭和記念公園の入園券と年間パスポート:銀杏も庭園も一枚で

大人(15歳以上)の入園料は450円、65歳以上は210円、中学生以下は無料です。同じ年に何度も訪れる予定なら、年間パスポート4,500円のほうがお得です。入園券は園内の券売機でその場で購入でき、事前予約は不要です。

11月の開園時間は9:30〜16:30です。公式サイト「国営昭和記念公園」(showakinen-koen.jp)で開園日、花の状況、イベント情報が公開されますので、出発前にご確認ください。

秋の夜散歩ライトアップの入場券:日本庭園は別途チケットが必要

「秋の夜散歩」は園内で毎年行われるライトアップのイベントで、2025年は10月30日から11月30日まで開催されました。かたらいのイチョウ並木、カナール、日本庭園の3か所がライトアップされ、点灯時間は16:30〜20:30、期間中は21:00閉園に延長されます。夜に日本庭園に入るには別途「日本庭園ライトアップ観賞券」を購入する必要があり、専用サイトで事前予約が必要です。2026年の日程は公式サイトの発表をご確認ください。

レンタサイクル:広い園内を楽に移動する方法

園内の面積は180ヘクタールと広大なため、レンタサイクルを借りると楽に移動できます。大人は3時間600円、1日800円、子どもは3時間350円、1日400円です。園内には専用のサイクリングロードがありますが、夜のライトアップ区域では乗車が禁止されています。

パークトレイン:気軽に各スポットを巡る園内の小さな電車

あまり歩きたくない場合は、園内の遊園列車「パークトレイン」に乗れます。大人1回400円、子ども200円、1日券600円で、園内の主な見どころに停車します。年配の方や幼いお子さま連れの家族に向いています。

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立川駅周辺の街並み
立川駅周辺の街並み(動画)

立川駅周辺:紅葉狩りのあとの食事も宿泊も一度に

昭和記念公園から立川駅までは徒歩約10〜15分で戻れます。駅前には百貨店が並んでおり、紅葉狩りのあとに立川駅周辺でそのまま食事をしてから市内に戻れるので、乗り換えて飲食店を探す時間を省けます。

立川駅はJR中央線と多摩モノレールが交わる駅です。宿泊する場合は、立川駅周辺を選べば、交通の便と豊富な飲食の選択肢の両方が得られ、新宿や東京市内の行程にも接続しやすくなります。

昭和記念公園の紅葉に関するよくある質問

Q:昭和記念公園の入園料はいくらですか?どこで買えますか?

大人(15歳以上)は450円、65歳以上は210円、中学生以下は無料で入園できます。年間パスポートは4,500円で、いずれも園内の券売機でその場で購入できます。

Q:2026年の昭和記念公園の紅葉・銀杏はいつがいちばんきれいですか?

銀杏並木も日本庭園も見頃は11月中旬から下旬ごろで、両方が重なる時期が、銀杏と紅葉の二色をそろって楽しむのにいちばん向いています。実際の状況は公式サイトの「花だより」をご覧ください。

Q:秋の夜散歩のライトアップのチケットはどう買いますか?日本庭園は別料金ですか?

銀杏並木とカナールのライトアップは公園の入園券だけで鑑賞できます。夜に日本庭園に入るには別途「日本庭園ライトアップ観賞券」を購入する必要があり、専用サイトで事前予約が必要です。

Q:昭和記念公園は平日と休日で混雑に大きな差がありますか?

平日の午前中は人が少なく、のんびり紅葉を見て写真を撮るのに向いています。週末やライトアップ期間の夕方以降は来園者が目に見えて増え、銀杏並木や日本庭園の入口では行列がよくできます。早めに到着するか、平日に行くのがおすすめです。

Q:雨の日でも昭和記念公園に紅葉を見に行けますか?

雨の日も通常どおり開園しますが、日本庭園の石段や木の橋は滑りやすいため、ゆっくり歩く必要があります。小雨の中では紅葉の色が鮮やかになり写真撮影に向いています。雨具を持ち、滑りにくい靴で行くことをおすすめします。芝生でのピクニックはおすすめしません。

Q:新宿から昭和記念公園までどのくらいかかりますか?

新宿駅からJR中央線快速で立川駅まで約30〜40分です。あけぼの口まで徒歩約10分、またはJR青梅線に乗り換えて1駅で西立川駅に着き、駅から徒歩約2分で西立川口です。

Q:夜のライトアップは寒いですか?何を準備すればいいですか?

11月の夜のライトアップ時は気温が大きく下がり、立川の郊外は東京都心よりも冷え込みます。カイロと防風のアウターを持っていくことをおすすめします。水面の映り込みは、ライトアップの光のもとで昼間より層が豊かで、魅力的に見えます。