高松の観光スポット紹介:瀬戸内海の玄関口にある庭園、水城、アートの離島

高松は香川県の県庁所在地であり、四国で瀬戸内海に面した玄関口でもあります。その魅力は「密度」にあります。ミシュラン三つ星クラスの大名庭園、海水を堀に引き込んだ水城、日本有数の長さを誇るアーケード商店街が、すべてことでん(琴電)と徒歩で回れる範囲に集まっています。さらに高松港へ行けば、20分ほどの船旅で、性格がまったく異なる離島に渡れます。
言い換えれば、高松は2つのタイプの旅行者を満足させます。史跡や古い町並みをのんびり歩きたい人は1日で市内を回りきることができ、島巡りでアートや自然を楽しみたい人は、高松港を拠点にして女木島、男木島、直島、小豆島へと足を延ばせます。ここではまず4つの中心スポットを紹介し、そのあとでアクセス、費用、旅程の組み方を見ていきます。
栗林公園:ミシュラン三つ星の大名庭園
栗林公園は高松で最も代表的な観光スポットで、国の「特別名勝」に指定されており、日本で最も面積の大きい特別名勝の庭園でもあります。庭園は背後の紫雲山を借景とし、園内は「六池十三山」で構成され、一歩ごとに景色が変わります。
『ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン』で最高の三つ星を獲得しています。園内の掬月亭では南湖を眺めながら抹茶をいただけます。南湖には別料金の周遊和船もあり、水面から眺める庭園はまったく違う角度の景色です。

高松城跡(玉藻公園):海水を直接引き込む日本三大水城
高松城跡は現在、玉藻公園として整備されており、愛媛の今治城、大分の中津城とともに「日本三大水城」のひとつに数えられています。最大の特徴は、堀に瀬戸内海の海水を直接引き込んでいることで、水中を泳いでいるのは鯉ではなく真鯛です。
園内では餌を買って鯛に与えることができ、「鯛の願い成就」と呼ばれています。重要文化財の月見櫓と艮櫓は海城の姿をとどめており、月見櫓のあたりからは港とことでんの電車が通る様子が同時に見え、写真好きに定番の撮影スポットです。

屋島:源平合戦の古戦場と山上の曲線建築
屋島は頂上が平らな溶岩台地で、屋根のような形をしていることから名付けられました。『平家物語』に描かれる源平合戦「屋島の戦い」の舞台で、山上には今もその戦いにまつわる地名や伝説が数多く残っています。
山頂には、四国八十八ヶ所霊場の第84番札所・屋島寺、瀬戸内海を見渡せる獅子の霊巌展望台、そして2022年8月にオープンした交流拠点施設「やしまーる」があります。市内からことでんで屋島駅まで行き、山上シャトルバスに乗り換えて到着します。

高松港からの島巡り:四国側で最も便利な出発点
高松港は、瀬戸内海の島巡りに最も便利な出発点です。船で最も近いのは女木島で約20分。その先には猫の島と呼ばれる男木島、東には天使の散歩道とオリーブ公園のある小豆島、北には現代アートの聖地・直島があります。
これらの航路は、どれも本数が多いとはいえません。特に女木島と男木島は同じ船「めおん」で結ばれており、1便逃すと1〜2時間待つことも珍しくありません。島巡りの計画では、行きと帰りの船の時刻を先に調べてから滞在時間を決めたほうが、その場で決めるよりずっとスムーズです。
高松へのアクセスと楽しみ方は?空港バス、瀬戸大橋線、ことでん、フェリーを徹底比較
高松の交通は2つに分けて考えられます。「高松へどう行くか」と、「高松に着いてからどう移動するか」です。前者はどこから来るかによって決まり、後者はほとんどがことでん、自転車、フェリーで解決できます。
高松空港から市内へ:リムジンバスで駅と港まで直通
高松空港には国際線があり、海外から四国へ直行する主要な玄関口です。到着後、ターミナルの外でリムジンバスに乗ると、約40分でJR高松駅と高松築港周辺に着きます。このエリアはことでん、フェリー乗り場、そして多くのホテルが集まる場所です。

バスの運行は原則として航空機のダイヤに合わせていますが、深夜や遅延での到着時には接続の便がないこともあり、その場合はタクシーに切り替える必要があります。実際の時刻表、運賃、予約の要否は運行会社の当日のお知らせに従うため、出発前にもう一度確認してください。
本州から:瀬戸大橋線の快速マリンライナーで約1時間
本州から四国へ入る場合、最も定番のルートは、JR岡山駅から快速「マリンライナー(Marine Liner)」に乗り、瀬戸大橋を渡ってJR高松駅まで直通するものです。所要時間は約1時間。本数がかなり多く、機動性が最も高い方法です。

この列車の魅力は車窓の景色です。橋を渡る区間では、車窓から瀬戸内海と大小の島々を見下ろせます。一部の列車には別途指定席の展望車両もあります。JR系の周遊パスをお持ちの方は通常そのまま乗車できますが、詳細はJRの当日の規定に従ってください。
市内移動の主役:ことでん3路線とレンタサイクル
高松琴平電気鉄道(愛称「ことでん」)には、琴平線、長尾線、志度線の3路線があり、瓦町駅が3線の交わる乗り換えの中心です。金刀比羅宮へは琴平線、屋島へは志度線に乗り、市内の観光スポットはほとんどことでんでつなげます。
もうひとつ高松の人に愛されている移動手段がレンタサイクルです。高松市内は平坦で、自転車道が整備されており、市内の複数の共通レンタルポートで、乗り捨てもできます。高松駅から栗林公園や北浜アリーまでも、自転車なら10分程度です。
島巡りの移動:高松港のフェリーと高速船の選び方
高松港の桟橋は航路ごとに分かれているため、出発前に自分が乗る船がどの乗り場から出るかを確認してください。女木島と男木島へは「めおん」に乗り、直島と小豆島へはフェリーと高速船の2種類から選べます。
フェリーは遅い代わりに運賃が安く、車も積めます。高速船は速い代わりに運賃が高く、本数も少なめです。1日に2つの島を回るなら、帰りの最終便の時刻を必ず控えておいてください。瀬戸内海の離島では、最終便を逃すと宿泊するしかありません。
高速バスとドライブ:四国を一本の線でつなぎたい人に
大阪、神戸、東京などから高松への直通高速バスがあり、夜行便なら1泊分の宿泊費を節約できます。降車場所はたいていJR高松駅前の高速バスターミナルで、降りてすぐ市内の交通機関に乗り継げるため、荷物の多い旅行者にも親切です。
ドライブの利点は、屋島、四国村へ行く場合や、徳島・愛媛へ足を延ばす場合の柔軟性が最も高いことです。高松市内の駐車場も比較的充実しています。ただし栗林公園や商店街の周辺は休日に渋滞しやすいため、市内だけの旅程であれば、ことでんと自転車のほうが実は楽です。
高松の必見スポットは?市内の庭園、屋島山上、瀬戸内の離島を徹底解説
ここでは高松の観光スポットを3つの圏に分けます。歩いて回れる市内、乗り物で30分の近郊、そして船でしか行けない離島です。時間が限られているなら、まず市内の圏を回りきるだけでも、十分な収穫があります。
栗林公園の南湖:和船に乗り、掬月亭で抹茶を一服
栗林公園は南庭と北庭に分かれ、見どころは南庭の南湖周辺に集中しています。ここでの楽しみ方は2つあります。ひとつは有料の周遊和船で、船頭が櫓を漕いで南湖を巡り、水面から築山や松を見上げると、岸から見るのとはまったく違う視点になります。
もうひとつは、湖畔の掬月亭に入ることです。江戸時代の数寄屋建築で、歴代藩主の茶室だったこの建物には、別料金で入ることができ、畳に座って南湖を眺めながら抹茶と和菓子をいただけます。どちらも営業時間と料金は、園の当日のお知らせに従ってください。
栗林公園の飛来峰:あのポストカードの写真が撮れる場所
ネットで栗林公園の代表的な写真を見たことがあれば、弧を描く偃月橋が湖面にかかり、背後に重なる松林と紫雲山が広がる、あの構図が思い浮かぶでしょう。そのアングルは南庭の築山「飛来峰」から撮られたもので、園内で最も眺めの良い場所とされています。
入口から南庭へ向かい、石段を登って飛来峰に着くまで数分しかかかりません。高さはそれほどありませんが、視界が開けています。開園直後の早朝は人が最も少なく光も柔らかいため、撮影のゴールデンタイムです。秋の紅葉と春の新緑の時期は、奥行きのある景色が特に美しくなります。
玉藻公園の月見櫓と艮櫓:海城に唯一残る重要文化財
高松城の天守は現存しませんが、残されている月見櫓、水手御門、艮櫓はいずれも国の重要文化財で、「海城」の構造を理解するうえで最も直接的な実物です。月見櫓はかつて海に面しており、藩主の船は水手御門から直接出入りできました。
現在は櫓のすぐ外をことでん高松築港駅の線路が通っており、堀のそばに立つと、電車と城の櫓が同じフレームに収まる写真がよく撮れます。園内には大正時代の和洋折衷建築・披雲閣もあり、こちらも重要文化財に指定されています。公開状況は当日のお知らせに従ってください。
やしまーる:屋島山上の200mの曲線回廊
「やしまーる」は高松市屋島山上の交流拠点施設で、2022年8月にオープンし、瀬戸内国際芸術祭の作品のひとつでもあります。建物は地形の起伏に沿って、全長約200mの曲線回廊になっており、ガラス張りで室内外の境目がほとんどありません。
屋根には香川特産の庵治石の瓦が使われ、光の角度によって色が変わります。館内には源平合戦をテーマにしたパノラマ展示室とカフェスペースがあり、ぐるりと一周するだけで、瀬戸内海と高松市街の方向を一度に見渡せます。
獅子の霊巌展望台:屋島で最も定番の瀬戸内海パノラマ
獅子の霊巌は屋島山上で最も人気の展望スポットで、岩の形がうずくまる獅子に似ていることからその名が付きました。ここから西を眺めると、高松市街、瀬戸内海、遠くの島影が一度に写り、夕方の夕日の方向もこちら側にあたります。
ここでの伝統的な楽しみ方は「かわらけ投げ」です。素焼きの小皿を崖下の輪に向かって投げ、願いを込めます。展望台はやしまーるのすぐ隣にあるので続けて回れ、山上には屋島寺と新屋島水族館もあるため、半日あれば十分ゆとりがあります。
屋島寺:四国八十八ヶ所霊場第84番札所
屋島寺は四国八十八ヶ所霊場の第84番札所で、屋島山上にあります。朱塗りの本堂と四天門が深い木立の中で際立ち、境内は静かな雰囲気で、展望台側の開放感とはまったく違うリズムです。
寺内で最も人気なのは、「太三郎狸」として知られる蓑山大明神です。日本三大狸のひとつとされ、夫婦円満と家内安全をつかさどるといわれ、狸の石像が並ぶ光景は一目でわかります。宝物館には源平合戦に関する文物が収蔵されており、開館時間は寺のお知らせに従ってください。
北浜アリー:古い倉庫を改装した海辺のカルチャースポット
北浜アリーは高松港の東側にあり、前身は昭和時代の臨海倉庫群です。改装の際、錆びたトタン、古びた木の梁、古い看板をあえて残し、その中にカフェ、セレクト雑貨店、古着店、ギャラリーを入れて、控えめな海辺のエリアを作り上げました。
ここでの正しい過ごし方は「急がないこと」です。海に面したカフェに腰を下ろし、貨物船が高松港を出入りする様子を眺めましょう。夕方は光が倉庫の路地に斜めに差し込んで特に写真映えし、高松で数少ない夜まで過ごせる散策エリアでもあります。店ごとに定休日が異なるため、事前に調べておくのがおすすめです。

高松中央商店街:日本有数の長さを誇るアーケード商店街
高松中央商店街は、丸亀町、兵庫町、片原町などいくつもの通りがつながってできており、全長は日本一といわれることもあります。全行程にアーケードの屋根があり、ブランドショップ、ドラッグストア、100円ショップから地元の老舗まで揃っているため、雨の日に最も頼れる代替プランです。
そのなかで最も現代的な区間が丸亀町商店街で、入口のガラスドームの広場がランドマークです。周辺の複合施設・丸亀町グリーンには、中庭の緑地があり、ひと休みできます。商店街の北端は高松築港、南端は瓦町に接しており、歩き通せば市内がちょうどつながります。
高松港の赤灯台「せとしるべ」:夜に光るガラスの灯台
高松港の防波堤の先にある赤い灯台の愛称は「せとしるべ」です。塔身にガラスブロックが使われているのが特徴で、日が暮れると灯台全体が内側から赤く光り、世界でも珍しいガラスの灯台とされています。
サンポート高松から防波堤の遊歩道に沿って歩くと約10分で、道中は瀬戸内海を一面に眺められます。高松で公認の夕日と夜景のスポットで、カップルの散歩コースとしてもよく選ばれ、昼間は釣り人やジョギングする市民が多く見られます。

女木島:桃太郎伝説の鬼ヶ島と大洞窟
女木島は高松港から船で約20分で、日帰りで最も行きやすい離島です。通称は「鬼ヶ島」。1914年に島の山頂付近で発見された大きな洞窟が、桃太郎伝説の鬼の住処と関わりがあると考えられており、現在は「鬼ヶ島大洞窟」として整備され公開されています。
洞窟の内部は湿度が高く涼しく、道中には鬼の像と伝説の解説が設置されています。山頂の展望台からは瀬戸内海の島々を見渡せ、海岸沿いには海風を防ぐために積まれた石垣「オーテ」や、芸術祭で残された作品もあります。洞窟の開館時間と入場料は、島のお知らせに従ってください。

男木島:坂の上の猫の島と白いアートのランドマーク
男木島は女木島のさらに外側にあり、高松港から同じ航路で約40分です。島の集落は急な斜面に沿って幾重にも重なり、路地は歩くしかないほど狭く、猫が特に多いことから旅行者に「猫の島」と呼ばれています。
船を降りて最初に目に入るのは、芸術祭の作品「男木島の魂」です。白い薄いシェル状の屋根に各国の文字が刻まれており、フェリーの待合所も兼ねています。島の北端には、白く塗らず花崗岩をそのまま積んだ珍しい男木島灯台もあります。島には坂が多いので、歩きやすい靴をおすすめします。
ヤドン公園(ひだまり公園あやがわ):香川限定のヤドンパーク
「うどん」と「ヤドン」の発音が似ていることから、香川県は2018年からポケモンと連携し、ヤドンを「うどん県」の宣伝大使に任命しました。そのため県内にはヤドンをテーマにした公園が登場しました。
なかでも最も代表的なのが、綾川町の「ひだまり公園あやがわ」です。2023年4月に開園し、園内には6種類のヤドンの形の遊具があり、ことでん綾川駅から徒歩約5分で着きます。琴平線で金刀比羅宮へ向かう途中に立ち寄れるため、特に親子連れの旅行者は寄り道する価値があります。
四国村ミウゼアム:屋島のふもとにある古民家の野外博物館
四国村は屋島のふもとにあり、四国各地の古民家、農村舞台、生活施設を実際に移築した野外博物館で、2022年に「四国村ミウゼアム」と改称されました。ぐるりと一周すれば、江戸から大正にかけての四国の農村の暮らしをひと通り見られます。
入口にある葛藤蔓橋は祖谷のかずら橋を模したもので、写真撮影の定番スポットです。園内は山の起伏に沿っており、散策ルートは長く、坂もあります。敷地内には安藤忠雄が設計した四国村ギャラリーもあり、開館時間と入場料は園の当日のお知らせに従ってください。

高松観光の費用は?入場料、チケット、島巡りの船賃まとめ
高松の費用構造はとてもシンプルです。観光地の入場料は安めで、実際の出費の中心は島巡りの船賃と飲食です。よくある費用を以下にまとめます。実際の金額は各施設の当日のお知らせでご確認ください。
栗林公園の入園料、和船、掬月亭の抹茶
栗林公園は入園料制で、かなり手頃な価格帯です。常連向けに年間パスポートもあります。園内の周遊和船と掬月亭の抹茶席は、いずれも「入園後に別料金」の項目で、別々に支払いが必要です。
和船は公式サイト「特別名勝栗林公園」の予約システムから申し込む必要があり、悪天候や水位の異常があるときは運休します。掬月亭もイベントの貸切で休止することがあります。開園時間は季節によって変わり、早春と初秋では開園時間にかなり差があるため、出発前に公式のお知らせを確認してください。
玉藻公園の入園料と鯛の餌
玉藻公園(高松城跡)の入園料は、高松市内の観光スポットで最も安い部類で、ワンコイン程度で入れます。園内の目玉体験「鯛への餌やり」は餌を別に購入する必要があり、堀のそばの販売所で買えます。
開園時間は季節によって変わり、朝の開園時間は多くの観光スポットより早いため、1日の旅程の最初に組み込むのに向いています。園内の一部の建物(披雲閣など)には独自の公開日と利用制限があり、急な貸切もよくあるため、当日のお知らせを事前に確認することをおすすめします。
ことでん1日フリーきっぷ:市内と金刀比羅宮をお得に回る方法
ことでんには1日フリーきっぷ(ことでん一日フリーきっぷ)があり、有効期間内であれば琴平線、長尾線、志度線に乗り放題です。当日、琴平(金刀比羅宮)または屋島方面を往復する予定があれば、ほぼ確実に元が取れます。
きっぷはことでんの主要駅で購入でき、周辺施設とセットになった割引版もありますが、内容は随時変更されます。当日は市内の短い移動だけなら、片道きっぷのほうがお得なこともあるため、購入前に旅程での乗車回数をざっと見積もっておくと安心です。
島巡りの船賃と瀬戸内国際芸術祭の作品鑑賞パスポート
女木島と男木島は同じ航路(雌雄島海運「めおん」)で、高松から男木島までは大人片道¥510です。直島と小豆島は船旅が長く、フェリーと高速船の運賃差が大きいため、急ぐときだけ高速船を選べば十分です。
訪れる年がちょうど瀬戸内国際芸術祭の会期にあたる場合、公式が複数の島の作品をカバーする「作品鑑賞パスポート」を発行しており、1つずつ入場券を買うよりずっとお得です。会期の年、対象の島と施設の範囲、料金、特定の美術館が含まれるかどうかは回ごとに異なるため、芸術祭の公式のお知らせをご確認ください。会期外の年は、各施設で1つずつ入場券を購入する必要があります。
屋島山上シャトルとやしまーるの費用
屋島に登る方法は3つあります。ことでん屋島駅またはJR屋島駅から山上シャトルバスに乗り換える、車で屋島ドライブウェイ(有料道路)を走る、遍路道を歩いて登る、の3つです。シャトルバスは本数が多くないので、出発前に時刻表を確認して計画してください。
やしまーる自体は無料で開放される公共施設という位置づけですが、館内のカフェや一部の企画展は別料金です。新屋島水族館と屋島寺宝物館はいずれも別途入場料がかかります。各施設の休館日は一致しないため、月曜日に訪れる場合は特に事前確認が必要です。
食事の予算:骨付鳥と讃岐うどんの目安
高松で外せないのは、讃岐うどんと骨付鳥(骨付きの焼き鶏もも肉)の2つです。うどんはセルフ式の製麺所タイプの店なら1杯ワンコイン程度で、日本でもトップクラスのコスパの食事です。一般的な店でも天ぷらを付けて千円を超えることはあまりありません。
骨付鳥は、やわらかい肉質の「ひな鳥」と、噛むほど旨みが出る「おや鳥」に分かれ、1本の値段は千円前後で、キャベツとビールが付くのが一般的です。1人1日あたり3,000〜5,000円の食事予算を見込めば、高松ではかなり満足できます。
高松観光の注意点は?周辺の宿泊のご提案と事前の確認事項
最後に2つ。どのエリアに泊まると最もスムーズか、そして出発前に何を確認しておくべきかです。
高松駅前に泊まるか、瓦町に泊まるか?周辺の宿泊のご提案
旅程の中心が島巡りや本州との往復なら、JR高松駅から高松築港にかけてのエリアに泊まるのが最も手軽です。新幹線の接続のマリンライナー、空港バス、高速バス、各離島へのフェリーがすべて徒歩圏内にあり、荷物を持っていても苦労しません。サンポート周辺のホテルは比較的新しいものが多くなっています。
夜に食事や飲みに行ける場所を重視するなら、瓦町周辺のほうが向いています。ことでん3線の交わる場所で、駅を出るとすぐ中央商店街の南側につながり、骨付鳥や居酒屋の密度が最も高いエリアです。2つのエリアは実際の距離が近く、ことでんで数分なので、旅のペースに合わせて選んでください。
出発前に必ず確認したい3つ:船の時刻、休館日、体力配分
1つ目は船の時刻です。離島航路は本数が限られ、海況によって欠航することもあるため、行きと帰りの時刻を必ず調べ、最終便を控えておいてください。瀬戸内国際芸術祭の会期中は便数も人出も大きく増え、会期外はその逆になるため、両者で旅程の組み方が異なります。
2つ目は休館日です。屋島山上の施設、四国村、各離島の美術館の定休日は一致しておらず、月曜日の外出が最もリスクが高く、祝日の場合は翌日に振り替えられることが多くなっています。3つ目は体力です。男木島は急な坂ばかりで、屋島や四国村にも高低差があるため、歩きやすい靴を履いてください。
季節と天気:瀬戸内海の少雨と夏の日差し
瀬戸内海一帯は日本全国でも降水量が少ない地域で、通年で計画を立てやすい一方、夏は日差しが強く、島には日陰が限られます。島巡りでは日焼け止め、帽子、飲み物が欠かせず、離島には自動販売機や店舗が多くありません。
春の栗林公園の桜と秋の紅葉は、庭園が最も美しい2つの時期です。冬は景色が地味ですが、観光客が少なく光が澄んでいるため、写真はかえってすっきり撮れます。冬の海上は風が強く体感温度が低いため、船に乗るときは防風ジャケットを持っていくことをおすすめします。
高松観光のよくある質問
Q:高松観光は何日あればちょうどいいですか?
市内だけなら1日で十分です。栗林公園、玉藻公園、中央商店街、北浜アリーでちょうど一周できます。屋島や女木島を加えるなら2日、さらに直島、小豆島、金刀比羅宮まで回るなら3日以上を確保してください。船の時刻や乗り換えにかなり時間を取られるためです。
Q:栗林公園はどのくらいかけて回ればいいですか?
南庭の見どころコースだけなら約1時間です。南庭と北庭の両方を回り、さらに掬月亭で抹茶をいただき、周遊和船にも乗るなら、2〜3時間を見込んでください。園内はとても広いため、時間が限られているなら、南庭と飛来峰を優先してください。代表的な景色はこちら側にあります。
Q:女木島と男木島は同じ日に回れますか?
回れます。2つの島は同じ航路上にあり、午前中にまず遠い男木島に行き、昼の帰りに女木島で降りて鬼ヶ島大洞窟を見学し、夕方に高松へ戻る人が多くいます。ただしこの旅程は船の時刻にすっかり縛られるため、出発前に1日分の時刻表を必ず組んでおいてください。
Q:レンタカーがなくても高松を楽しめますか?
まったく問題ありません。高松市内の観光スポットは集中しており、ことでん3路線とレンタサイクルで栗林公園、玉藻公園、商店街、屋島までカバーできます。離島はすべてフェリーなので、そもそも車は不要です。香川県のほかのエリアを深く回りたい場合に限り、レンタカーが大きなプラスになります。
Q:高松、直島、小豆島の旅程はどう組み合わせればいいですか?
最もスムーズなのは、高松を宿泊の拠点にして、毎日1つの島に出かけては戻ってくる方法で、荷物の移動が省けます。直島は現代アートが好きな人向きで、多くの美術館が予約制で月曜休館であることを忘れずに。小豆島はエンジェルロードや寒霞渓などの自然景観が中心で、旅のペースはゆったりしています。
Q:高松に来たら絶対に食べるべきものは?
2つあります。讃岐うどんと骨付鳥です。うどんは、セルフ式の製麺所タイプの店に少なくとも一度は行き、自分で麺を湯がき、だしをかけ、天ぷらを取ってから会計するという流れを体験することをおすすめします。骨付鳥は高松の夕食の定番です。うどんの名店の多くは昼前後に売り切れて閉店するので注意してください。
Q:屋島に登る方法は?ケーブルカーはまだありますか?
現在、屋島に登るには主に山上シャトルバス、車で屋島ドライブウェイを走る、または遍路道を歩く方法があります。かつての屋島登山ケーブルは運行を停止しており、ネット上の古い情報にはまだ登場することがよくあるため、計画時は現行のバスと道路の情報に従ってください。


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